三益半導体工業(8155)、4期連続の｢増配｣を発表し、 配当利回り1.2％に！ 年間配当は4年で1.2倍に増加、 2021年5月期は前期比1円増の｢1株あたり33円｣に！

　三益半導体工業は、2021年5月期の予想配当を、中間配当（11月・権利確定済み）が「16円」、期末配当（5月）が「17円」、合計の年間配当額は「1株あたり33円」とすると発表した。

　三益半導体工業の2020年5月期の配当は「1株あたり32円」だったので、前期比で「1円」の増配となる。今回の増配発表によって、三益半導体工業の配当利回り（予想）は1.21%となった。
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　三益半導体工業は今回、配当予想とともに業績予想も発表しており、2021年5月期は前期比で「減収・増益」の業績予想となっている。また、三益半導体工業は配当について、「経営基盤強化のために必要な内部留保を確保しつつ、継続的な安定配当を実現していくことを基本方針」としており、この方針に従った結果、前期比で「1円」の増配が決まった形だ。

　ちなみに、増配や業績予想などが発表されたことを受けて、三益半導体工業の株価はSBI証券の夜間取引（PTS取引）で一時、発表当日（2020年12月24日）の終値2711円より39円高い2750円（＋1.43％）を記録しており、明日の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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　三益半導体工業は2018年5月期以降、連続増配を継続しており、2021年5月期の配当予想「1株あたり33円」が予想通りに実施されれば、”4期連続増配”を達成することになる。
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　また、三益半導体工業の配当額の伸び具合も確認しておきたい。連続増配が始まる直前の2017年5月期から2021年5月期までの4年間で、三益半導体工業の年間配当額は「1株あたり26円」から「1株あたり33円」まで、1.2倍に増加している。
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　配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、三益半導体工業の株価は2017年5月の終値1828円から2020年12月1日に記録した年初来高値2944円まで、1.6倍に上昇している。なお、発表当日（2020年12月24日）の終値は2711円なので、2017年5月の終値から1.4倍に上昇した水準で推移している。

■三益半導体工業（8155）の株価チャート／月足・10年

　三益半導体工業の2020年12月24日時点の株価（終値）は2711円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※三益半導体工業の配当利回り】
株価：2711円
年間配当額：中間16円＋期末17円＝33円
配当利回り：33円÷2711円×100＝1.21％

　三益半導体工業の配当利回りは1.21％。2020年11月の東証1部の平均利回りは1.95％（配当実施企業のみ）なので、三益半導体工業の配当利回りは「やや低め」と言える。なお、三益半導体工業は株主優待を実施していない。
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　三益半導体工業は、再生ウエハーで世界一のシェアを誇る、半導体材料の加工・販売などをおこなっている会社。計測器や試験機の販売、各種製造システムの設計・製作・販売なども手掛けている。2021年5月期（通期）の業績予想は、売上高8.8％減、営業利益1.2％増、経常利益4.9％増、当期純利益4.3％増となっている（すべて前期比）。
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