コロナ禍の前に行われた20年卒の採用。果たして主要企業はどの大学から学生を採用したのだろうか。

総合商社、コンサル、金融、メーカー、流通、運輸、情報通信など主要12業種の58の企業別2020年採用大学ランキングを作成した。第5弾は3大自動車メーカーであるトヨタ自動車、日産自動車、ホンダの採用大学ランキングをお届けする。

 100年に一度の激変に直面している自動車業界。動力源はガソリンから電気へ、利用方法は所有からシェアへ、運転方法は手動から自動(一部)へというように、大きな変化が起きている。トヨタ自動車の豊田章男社長は「自動車メーカーからモビリティカンパニーへのモデルチェンジ」を宣言した。

 このような変化の中で、自動車メーカーは主要3グループへの再編が進んだ。トヨタ、日産自動車、ホンダである。今回はこの3社の採用大学ランキングを見てみよう。

 19年のトヨタの採用大学ランキング1位は名古屋大学、2位京都大学、3位東京大学だった。日産は1位九州大学、同率2位に東北大学と早稲田大学、ホンダは1位早稲田、2位芝浦工業大学、同率3位が九州工業大学と東京工業大学の順だった。

 果たして20年のランキングの顔触れはどうなったのだろうか。

トヨタの同率1位は東大
ホンダは芝浦工大が同率1位に

 20年のランキングでは、トヨタ、ホンダの1位の顔触れが変わった。

トヨタは前年3位の東大が同率1位に、ホンダは前年2位の芝浦工大が同率1位にランクアップした。日産は九大が前年に続いて1位となった。

 トヨタの同率1位は前年1位の名古屋大学。前年6位の名古屋工業大学も7位に入っており、お膝元の大学はやはり強い。また、同率8位に前年はTOP10圏外だった東京理科大学がランクインした。

 日産の2位には前年5位の東京工業大学が入った。4位の横浜国立大学は前年の同率6位からランクアップした。注目すべき変化は、前年TOP10圏外の東京都立大学が、京都大学や同志社大学と並んで同率7位に入ったことだろう。

 ホンダの同率1位は前年首位の早稲田大学、同率3位には前年も同率3位だった東工大と九州工業大学、さらに前年8位の東京理科大が並んだ。また、同率6位の日本大学と同率8位の横浜国立大学、九州大学、東北大学は、前年のTOP10圏外から躍進した。

 3社のTOP10の顔触れを見てみると、トヨタは前年と違うのは東京理科大だけで他は全て同じ、日産は11校中3校が新顔、ホンダは12校中4校が新たにランクインした大学だった。

*ランキング表の見方
医科・歯科の単科大等を除く全国735大学に2020年春の就職状況を調査。

551大学から得た回答を基にランキングを作成した。就職者数にグループ企業を含む場合がある。大学名横の*印は大学院修了者を含むことを表す。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。東京大学は「東京大学新聞」より集計。慶應義塾大学は就職者3名以上の企業のみ公表。企業名は大学通信の調査方法にのっとって表記しているため、正式名称と異なる場合がある。 調査/大学通信

編集部おすすめ