ジャックス(8584)、2期連続の「増配」を発表して、 配当利回り4.5％に！ 年間配当は2年で1.3倍に増加、 2021年3月期は前期比10円増の｢1株あたり105円｣に

　ジャックスは、2021年3月期の予想配当を修正し、中間配当（9月・権利確定済み）が「45円」、期末配当（3月）が「60円」、合計の年間配当額は「1株あたり105円」とすると発表した。

　年間配当額の前回予想は「1株あたり90円」だったので、前回予想より「15円」の増配となる。今回の増配発表により、ジャックスの配当利回り（予想）は4.56%にアップした。

　また、ジャックスの2020年3月期の配当は「1株あたり95円」だったので、前期比では「10円」の増配となる見込み。
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　ジャックスは今回、増配とともに業績予想の修正も発表しており、2021年3月期は前回予想比で「増益」の業績予想となっている。また、ジャックスは中期3カ年経営計画「RAISE 2020」において、「連結配当性向30％を目安」としていることから、業績予想の修正も踏まえて、今回の増配を決定した形だ。ちなみに、増配が発表されたのは2021年3月に権利が確定する期末配当であり、ジャックスの期末配当の「権利確定日」は2021年3月31日、「権利付き最終日」は2021年3月29日となっている。
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　ジャックスは、2020年3月期に「増配」しているため、2021年3月期の配当予想「1株あたり105円」が予想通りに実施されれば、”2期連続増配”を達成することになる。
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　また、ジャックスの配当額の伸び具合も確認しておきたい。連続増配が始まる直前の2019年3月期から2021年3月期までの2年間で、ジャックスの年間配当額は「1株あたり80円」から「1株あたり105円」まで、1.3倍に増加している。
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　参考として、ジャックスの株価も確認しておこう。ジャックスの株価は、2019年3月の終値1782円から発表当日（2021年3月23日）の終値2298円まで、1.2倍に上昇している。

■ジャックス（8584）の株価チャート／月足・10年

　ジャックスの2021年3月23日時点の株価（終値）は2298円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※ジャックスの配当利回り】
株価：2298円
年間配当額：中間45円＋期末60円＝105円
配当利回り：105円÷2298円×100＝4.56％

　ジャックスの配当利回りは4.56％。2021年2月の東証1部の平均利回りは1.89％（配当実施企業のみ）なので、ジャックスの配当利回りは「かなり高め」と言える。なお、ジャックスは株主優待を実施していない。
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　ジャックスは、クレジット事業とカード事業が主力の大手信販会社。ASEAN諸国を中心に海外事業も展開している。2021年3月期（通期）の連結業績予想は、営業収益0.8％増、営業利益0.0％減、経常利益1.1％減、親会社株主に帰属する当期純利益7.1％増となっている（すべて前期比）。
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