アクシーズ(1381)、8期連続の「増配」を発表して、 配当利回り2.9％に！ 年間配当は8年で7.6倍に増加、 2022年6月期は前期比5円増の｢1株あたり95円｣に！

　アクシーズが発表した2021年6月期の決算短信によると、2022年6月期の予想配当は「1株あたり95円」となっている。なお、アクシーズは期末配当による年1回の配当を基本方針としており、中間配当は実施していない。

　アクシーズの2021年6月期の配当は「1株あたり90円」だったので、前期比で「5円」の増配となる。ちなみに、2021年6月期の配当についても、予想配当の「1株あたり85円」から「1株あたり90円」に増配されている。今回の一連の増配発表によって、アクシーズの配当利回り（予想）は2.61％⇒2.92%にアップすることとなった。
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　アクシーズは配当について、「安定的な経営基盤の確保に努めるための設備投資と会社の競争力の維持強化を行うとともに、株主に対する利益還元を経営の重要政策として位置付けており、業績に裏付けされた成果の配分を行うこと」を基本方針としている。この方針に基づき、今回の「増配」が決まった形だ。

　アクシーズは2015年6月期以降、連続増配を継続しており、2022年6月期の配当予想「1株あたり95円」が予想通りに実施されれば、”8期連続増配”を達成することになる。
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　また、アクシーズの配当額の伸び具合も確認しておきたい。連続増配が始まる直前の2014年6月期から2022年6月期までの8年間で、アクシーズの年間配当額は「1株あたり12.5円」から「1株あたり95円」まで、7.6倍に増加している。
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　参考として、アクシーズの株価も確認しておこう。アクシーズの株価は、2014年6月の終値789円から発表当日（2021年8月13日）の終値3245円まで、4.1倍に上昇している。

■アクシーズ（1381）の株価チャート／月足・10年

　アクシーズの2021年8月13日時点の株価（終値）は3245円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※アクシーズの配当利回り】
株価：3245円
年間配当額：95円
配当利回り：95円÷3245円×100＝2.92％

　アクシーズの配当利回りは2.92％。2021年7月の東証1部の平均利回りは1.89％（配当実施企業のみ）なので、アクシーズの配当利回りは「やや高め」と言える。
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　また、アクシーズは500株以上の株式保有で「『薩摩ハーブ悠然どり』を使用したチキン加工食品の株主優待限定セレクション」がもらえる株主優待を実施している。

　アクシーズの2021年8月13日時点の株価（終値）は3245円、配当利回りは2.92％なので、「配当＋株主優待利回り」を計算すると以下のようになる。

【※アクシーズの配当＋株主優待利回り（500株保有時）】
投資金額：500株×3245円＝162万2500円
優待品（チキン加工食品）：3000円相当
株主優待利回り：3000円÷162万2500円×100＝0.18％
配当＋株主優待利回り：2.92％＋0.18％＝3.11％

　アクシーズの「配当＋株主優待利回り」は500株保有時で3.11％。決して高い利回りとは言えないが、アクシーズは2022年6月期で”8期連続増配”を達成する見込みでもあるので、今回の増配を機に長期保有を検討する価値は十分にありそうだ。ただし、株主優待の権利を獲得するためには、500株以上の保有が必要となる点に注意しておこう。
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　アクシーズは、鹿児島を拠点に、鶏肉や鶏肉加工食品の製造・販売を手掛ける会社。にわとりの飼育・加工から飼料製造までを含めた全ての工程を自らの企業内でおこなっている。2022年6月期（通期）の連結業績予想は、売上高3.4％減、営業利益15.5％減、経常利益17.3％減、親会社株主に帰属する当期純利益15.5％減と軟調（すべて前期比）。
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