前回に引き続き
1位になった企業は?

 今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が低い会社ランキング2024最新版【従業員の平均年齢30代後半】」を作成した。対象期間は2023年5月期~24年4月期。

従業員数は単体ベースで、100人未満の企業は除外した。



 早速、ランキングを確認していこう。




 1位は、熊本県に本社がある、半導体関連装置の製造などを手掛けるテクノクリエイティブ。平均年収は309.7万円、平均年齢は37.9歳だった。



 前年に同様な対象で行ったランキングに引き続き、連続で1位となった。



 前回は平均年収が298.9万円(平均年齢38.1歳)で、唯一の200万円台となったが、今回は309.7万円と約10万円の上昇。とはいえ、2位を大幅に引き離す結果となった。



 2位は宮城県に本社があるmanabyで、平均年収は339.6万円、平均年齢は35.9歳だった。同社は障がい者の就労移行支援事業などを行っている。



3位はゲームソフトメーカー
4位は宝飾品の小売り大手

 3位は岐阜県に本社を置くゲームソフトメーカーの日本一ソフトウェア。RPG『ディスガイア』シリーズなどを手掛けている。平均年収は350.3万円、平均年齢は35.1歳だった。



 4位は神奈川県に本社を置く、宝飾品などの小売り大手であるベリテで、平均年収は356.2万円、平均年齢は38.7歳だった。



 5位は大阪府に本社を置く、製造請け負いや技術者派遣などを行うウイルテック。平均年収は356.8万円、平均年齢は38.9歳だった。



 なお6位以下には、エイチ・アイ・エス(58位)、ビックカメラ(106位)、コメリ(151位)、RIZAPグループ(170位)、ヨネックス(289位)、山崎製パン(303位)、良品計画(415位)、パソナグループ(422位)、楽天銀行(430位)、丸井グループ(451位)などがランクインしている。身近な企業の意外な年収はどうなっているのか。ぜひ、完全版もチェックしてみてほしい。



(ダイヤモンド・ライフ編集部 松本裕樹)

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