マリファナも売春も世界的には合法化の流れに [橘玲の日々刻々]

マリファナも売春も世界的には合法化の流れに [橘玲の日々刻々]
       
 アムステルダムに泊まったとき、部屋に置いてあった観光客向けのガイドブックに仰天したことがあります。そこは一流ホテルだったにもかかわらず、ガイドブックには「売春の仕方」や「マリファナの買い方」が載っていたからです。

 よく知られているように、オランダでは売春とマリファナが合法化されています。

 マリファナはコーヒーショップと呼ばれる専門店で購入でき、ヨーロッパじゅうから度胸試しの若者たちが集まってきます。とはいえマリファナの栽培や製造・販売がすべて合法化されているわけではなく、治安の悪化を懸念する声もあって試行錯誤が続いているようです(アメリカでも医療用大麻の合法化は進んでいますが、娯楽としての使用については意見が割れています)。

 それに対して売春は世界的に合法化されつつあり、ドイツ、オランダ、デンマーク、ベルギー、スイス、オーストリアなどでは売春斡旋業(置屋)も認可制です。

 売春合法化は女性の人権団体からも支持されています。国家が売春を犯罪化すると、反社会的集団にビジネスの余地が生まれ、売春婦(セックスワーカー)の労働環境が劣悪なものになってしまうからです。

 売春合法化の流れは、90年代のエイズの蔓延で決定的なものになりました。禁止しようがしまいがセックスを金銭でやり取りするひとはいるわけですから、それなら認可制にして衛生管理やコンドームの使用を義務づけたほうが、当事者だけでなく社会全体の利益もずっと大きくなるのです。


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2013年11月26日の経済記事

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