株式会社ツクルバは、2022年2月10日より住まいの売買に手軽さとワクワクをもたらす新サービス「ウルカモ」を提供開始すると発表した。

「ウルカモ」は、持ち家の売却を検討する人が住まい情報を手軽に投稿して、中古住宅の購入を検討する人がその投稿にリアクションをすることができる、売り出し前中古不動産の売買意向のマッチングプラットフォームだ。
実際に売却活動に移行した際の不動産取引実務は、ツクルバの不動産専門職がサポートする。サービススタート時は一都三県のマンションを対象にし、順次取り扱いを拡大するという。

■サービス概要

マンション売却を検討中または経験した人の声を聞き、手軽さとワクワクする売却体験に徹底してこだわった「ウルカモ」の大きな特徴は以下の3つだ。
売り出し前中古不動産のマッチングプラットフォーム「ウルカモ」...の画像はこちら >>

via プレスリリース1 オンライン完結で2種類の査定を受けられる手軽な査定プロセス(売却検討者)
スマホから3ステップで住まい情報の登録ができ、オンライン完結で2種類の査定が受けられる。AI査定で部屋の相場価格を即座に確認でき、写真を投稿するとプロによる独自の内装査定も受けられる。一般的なAI査定ではリノベーションの有無を物件査定価格に反映させることはできないが、AI査定と独自の人力査定を組み合わせることで、ウルカモ独自の査定プロセスを実現する。

2 住まい情報を投稿でき、リアクションも付けられる(購入検討者・売却検討者)
売却希望者は、匿名性が守られプライバシーに配慮​された形で住まいの情報を投稿できる。購入検討者は、「スキ」や「買うかも」などのスタンプ、コメントを書き込むことができる。
マンション売却時に仲介事業者と結ぶ媒介契約は必要なく、無料会員登録ですぐに利用可能​だ。

3 売買意向マッチングの後、スムーズな実売買活動へ移行できる(購入検討者・売却検討者)
「買うかも」スタンプで強い興味を表明した購入希望者には、「内見ファストパス」が与えられる。売却検討者がツクルバと媒介契約を結んで売却活動を開始した際には、「内見ファストパス」を得た購入希望者とマッチングしている状態からスムーズに売却活動をスタートすることができる。

<サービスの仕組み>
売り出し前中古不動産のマッチングプラットフォーム「ウルカモ」が提供開始
プレスリリース (48276)

via プレスリリース・利用者のメリット
売却検討者は、売却を決めていない初期検討段階で購入検討者から直接フィードバックをもらうことができる。これにより、価格の妥当性や自分の住まいの魅力を客観的に理解した上で、納得感を持って売却を意思決定できる。直観的なUI/UX、写真による内装査定、WEBプラットフォーム上で購入検討者からのリアクションを受けるなど、これまでにない楽しい売却プロセスを体験できる。購入検討者は、他にはない売り出し前の物件に出会うことができ、物件選びの選択肢が広がる。
購入の意思表示をすることで、優先的に内見ができる権利も得られる。

■ウルカモ立ち上げの背景

ツクルバが都内の持ち家所有者を対象に行ったアンケートで、マンション売却経験者のうち20~40代が3割を占めていたという。家の購入は「一生に一度」、持ち家の売却は「老後、田舎に帰るため」「転勤などやむを得ない理由で」というこれまでのイメージと異なり、都心部では「ライフスタイルの変化に合わせて住まいを替える」という価値観や行動を体現する層が増えつつあるとのことだ。そうした現代的な価値観を持つ新しい世代は、効率的でスマートなやりとりを好み、先進的なITサービスによる手軽で楽しい体験、信頼性の高い情報取得に慣れている。そんな世代に合う物件売却サービスの実現を目指したとのことだ。

また、別途これから先1年以内のマンション売却希望者に行ったアンケートで、自分がマンション売却をしたいタイミングで個人からのオファーがあったら売却すると答えた人は8割を超えたという。
このようなニーズも踏まえ、マンション売却検討者の体験をアップデートするサービス検討を開始し、ウルカモのローンチに至ったとのことだ。