IoTプラットフォームSORACOMを提供する株式会社ソラコムは、ダッシュボードの作成と共有、アラート通知をサポートする「SORACOM Lagoon」(ソラコム ラグーン)において、公開URLで最新のダッシュボードを共有できる「スナップショット機能 自動更新オプション」を2021年10月27日より提供開始すると発表した。

SORACOM Lagoonは、SORACOMのIoT通信を利用すれば、サーバーやアプリケーションの準備なしに、簡単なブラウザ上の操作だけで作成できるIoTダッシュボードサービス。
グラフ、テーブル、地図など10種類以上の可視化方法やアラート通知の設定を組み合わせて、用途に合ったダッシュボードを手軽に作成できる。
ソラコム、IoTダッシュボード「SORACOM Lagoon...の画像はこちら >>

via プレスリリース現場のデジタル化、ダッシュボードによる見える化はDXの第一歩だという。SORACOM Lagoonは、その手軽さから製造設備の遠隔監視、エネルギー業における残量トラッキング、工事現場の環境センシングなどの用途で、実証実験から業務利用まで幅広く使われているとのことだ。

SORACOM Lagoonで作成したダッシュボードを共有する方法は2種類ある。SORACOM Lagoonの閲覧ユーザーをあらかじめ作成し、その認証情報を使ってダッシュボードにアクセスする方法と、ある時点でのダッシュボードのレイアウトとデータを写し取るスナップショットを作成し、その公開URLを第三者に共有する方法だ。

スナップショットは、これまで作成時点のダッシュボードのデータのみ共有可能だった。
今回、提供開始する「自動更新オプション」を有効にすることで、定期的に最新のデータに自動更新されるようになる。

例えば、工場設備の状況や建設現場の環境情報などのデータを収集し、複数のモニターやサイネージで閲覧できるようにするケースや、河川の水位情報といった自然環境を観測し、住民が誰でもアクセスできる公開URLを生成し最新のデータを共有するケースなどで便利に利用できるという。なお、本機能は「Proプラン」で利用できるとのことだ。