株式会社NTCは、物流倉庫向けにスマートフォン等のカメラで撮影した画像をAIが識別し、自動で検品できるサービスの提供を開始したと発表した。

AIが自動で検品作業をする冷凍・冷蔵食品物流倉庫向け「AI画...の画像はこちら >>

via プレスリリース冷凍食品や冷蔵食品を扱う物流倉庫業では、人手不足解消のための新規スタッフ投入に伴う教育不足、マイナス10度の過酷な労働環境のために生じやすい目視検品での誤配送などが深刻な問題になっているという。これらの問題を背景に株式会社NTCは物流倉庫向けに、AI技術による「デジタル検品」を可能にした「AI画像識別ソリューション」の提供をスタートするとのことだ。
これまでの物流管理ではJANコードや品番の貼付がされていない製品やピッキングリスト(作業指示書)と製品本体に記載されている製品名が異なる場合、スタッフを増やしての2重チェックやベテランスタッフの配置など、属人的なコストと稼働がかかる目視検品が必要だったが、この「AI画像識別ソリューション」により、誰でも短時間で簡単に照合ができる「検品のスマート化」が実現可能とのことだ。
AIが自動で検品作業をする冷凍・冷蔵食品物流倉庫向け「AI画像識別ソリューション」が提供開始

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■導入方法

AIが自動で検品作業をする冷凍・冷蔵食品物流倉庫向け「AI画像識別ソリューション」が提供開始

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■目視検品の現状と課題

物流倉庫業408社を対象とした独自調査の結果「製品にコードが表記(貼付)されていない製品は、誤配送が多く生じているか?」 について聞くと、約60%以上の企業が「誤配送が多く生じる」と回答。また「製品の目視検品を実施している」と回答した企業が80%以上となり、製品コードが表記されていない製品への目視検品は誤配送の危険性が高く、目視検品のみでの検査方法では限界が生じていることがわかったという。
AIが自動で検品作業をする冷凍・冷蔵食品物流倉庫向け「AI画像識別ソリューション」が提供開始

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■事例紹介 AI画像識別ソリューション×自動検品

某物流会社では、製品の出荷作業を行う場合、目視でのピッキング作業による誤配送を防止するために「確認スタッフ」を設けており、以下のフロー(業務)が発生しているという。
1.製品を検品場所に移動
2.容器取り出し作業
3.現品表等のペーパーからのコード読み込み
4.コードと製品を目視照合
これら4種の業務を、全て「AI画像識別ソリューション」に置き換えて稼働や人員削減の実現へ向けて取り組んでいるとのことだ。
AIが自動で検品作業をする冷凍・冷蔵食品物流倉庫向け「AI画像識別ソリューション」が提供開始

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