Global Catalyst Partners Japan出資のベンチャー
株式会社GAZIRUは、2020年9月8日、流通業界に向けて『GAZIRU個体識別サービス』の提供を開始すると発表した。

同社は、ベンチャーキャピタルのGlobal Catalyst Partners Japanが100%出資するベンチャー企業。
『GAZIRU個体識別サービス』は、物体指紋認証技術を活用したサービスであり、数万件の商品をスマートフォンで個体管理できるものとなっている。

製造物が持つそれぞれの微細な違いを捉える
近年、日本国内における二次流通(リユース)市場は拡大し続けている。フリーマーケットアプリの台頭などによるこの拡大は、今後も継続することが予測されており、2022年にはその規模が9900億円に達するという。

二次流通市場のこうした拡大は、一方で高級ブランド品における模倣品・海賊版被害も生む。『GAZIRU個体識別サービス』は、こうした課題の解決を目指して開発された。

同サービスでは、日本電気株式会社が持つ物体指紋認証技術を活用。
シリアルナンバーが付与されていない場合も、撮影画像から同一の製造物が持つそれぞれの微細な違いを捉えることで、個体識別を実現している。

スマートフォンを用いた手軽な鑑定を実現
『GAZIRU個体識別サービス』では既に、二次流通商品のトレーサビリティサービスの実証事業が2020年7月より開始された。この事業は、二次流通ブランド商品の鑑定を事業とする株式会社Myblexと共に実施されたもの。スマートフォンを用いた手軽な鑑定サービスを実現している。

株式会社GAZIRUは同サービスについて、一次流通商品を対象とする提供を2020年10月より開始する。

(画像はプレスリリースより)

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