Skypeアカウント名でMicrosoftサービスにサインイン!
米Microsoftは現地時間の15日、SkypeアカウントとMicrosoftアカウントの統合を行い、Skypeアカウント名をMicrosoftアカウントとしても活用、アプリやサービスにサインインできるようにしたことを発表した。

すでにSkypeとMicrosoftの各種アプリ・サービスを活用しているユーザーは、2つのアカウントを保有し、利用しているはずだが、今回の統合により、1つのアカウントへとまとめることが可能になった。
サインインをより容易にするほか、アカウントのセキュリティを改善する上でも、統合することが推奨されている。

その理由としては、Microsoftの全アプリおよびサービスが単一のパスワードで利用可能となり、記憶・管理しやすくなること、Skypeアカウントの保護のため導入されている、2段階認証プロセスを使用することができるようになること、もしパスワードを忘れてしまった場合のようにSkypeへのアクセス権を失ってしまった際、よりアカウントを安全に復元しやすくなるメリットが得られることが挙げられた。

Skype関連から新たな動き
現在、MicrosoftアカウントのWebページでは、Skypeアカウント名でのサインインが可能となっており、統合を行う場合には、まずこのSkypeアカウント名によるサインインを実行する。すると、アカウントをメールアドレスでアップデートすることを促す画面が表示されるので、「次へ」をクリックする。

SkypeアカウントとMicrosoftアカウントのリンクが行われている場合には、そのMicrosoftアカウントのメールアドレスが表示され、パスワードの入力が求められる。ここでパスワード入力を行うと、Skypeアカウント名をMicrosoftアカウントとしても利用できるようになり、2つのアカウントの統合が完了する。

なおWindows 10の設定で、「アカウント」から「メールとアカウント」、「Microsoftアカウントを追加」を選んで表示される画面においても、Skypeアカウントを入力して登録、Microsoftアカウントと1つに統合して用いる上記のアップデート作業が同様に実行できるものともなっている。

統合が完了すると、Microsoftアカウントで利用可能だった全アプリやサービス、Xbox、Office 365、OneDriveなどまでがSkypeアカウント名でシームレスに、スムーズに利用できるものとなる。

Microsoftでは、この前日にSkype Blogを通じ、SkypeのWeb版「Skype.com」で、サインインせずにゲストとしてチャットや音声通話・ビデオ通話、ファイル送信などを利用できる新サービスも発表した。こちらでは「Skype.com」にアクセスし、「会話を開始」をクリック、仮名でもよいので何らかの名前入力を行うと、「Skype for Web」の会話画面が利用できる仕組みとなっている。

会話には専用URLが割り当てられ、これを用いることで、他のゲストも会話に参加できるという。ゲスト用のURLの有効期間は24時間だ。


Skypeの利便性が向上し、Microsoftサービスともシームレスに活用できるものとなることで、全体のユーザー活性化が図られそうだ。

(画像はプレスリリースより)

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