さくらインターネットの「高火力コンピューティング」は、機械学習やデータ解析、高精度なシミュレーション、コンテンツの制作・開発など大量のデータ処理、計算資源を必要とする技術分野のニーズに応え、最新のハードウェアと技術を積極的に投入して提供するもの。高性能なGPUをリーズナブルに提供し、コスト対効果の高さを追求している。
今回、時間課金制での提供が開始されたことで、学生や研究者、学術・研究機関、スタートアップ企業など、その形態や規模を問わず、より幅広い人々が手軽にこのサービスを活用できるようになった。
本格的なディープラーニング用途でも使える「Quad GPU Maxwell」モデルならば、1時間あたり267円から従量課金で利用でき、単精度浮動小数点演算性能などでよりコストパフォーマンスが高いものとなる「Quad GPU Pascal」モデルは1時間あたり294円だ。
TeslaモデルのGPUカードとなる「Tesla P40」モデル、「Tesla P100」モデルもあり、料金はそれぞれ1時間あたり349円、357円。精度やメモリ帯域幅の必要性に応じて選択すればよい。
これまで提供されていた月額課金形態と比べ、この時間課金形態の場合、初期費用なしで申し込み後すぐに利用できるメリットもある。さくらインターネットによると、利用期間が7カ月未満の場合、時間課金の方がよりお得になるといい、半年以内で完結する短期のプロジェクト利用に向くという。
同社では、こうしたサービスの提供を通じ、本格的なディープラーニングなど多様な挑戦への門戸を広く開き、サポートを展開、さまざまな分野におけるイノベーションを支援していきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)