なお「N-NOSE」は、人の尿に含まれるがん成分を線虫が嗅ぎ分けることを利用したもので、早期発見につながる手法として有効な検査方法である。
すでに30万人の利用実績があり、有効性についても証明されているが、手軽にがん検診を可能とした点で一次スクリーニング検査として画期的である。
すい臓がんは、自覚症状がほとんど無く、症状が出た時点で手の施しようが無くなるケースの多いがんであり、5年後生存率も他のがんと比較して極めて低い。
早期発見が望ましいが、レントゲンなどの健康診断では見つけにくい厄介ながんである。
これらのジレンマを解消してくれる検査方法として「線虫がん検査」が注目される。
(画像はプレスリリースより)