放送から約5分でデータを反映・公開
クラウド型のテレビCM出稿分析サービス「TVAL(ティーバル)」を展開する株式会社スイッチメディア(以下、スイッチメディア)は5日、地上波で放送中のテレビ番組における番組視聴率をほぼリアルタイムにチェックできる「TVAL now -テレビ番組リアルタイム視聴率-」の提供を開始した。会員登録不要で、誰もがスマートフォンやPCなどから簡単に閲覧できることもあり、注目を集めている。


通常、テレビ番組の視聴率は、翌日以降にニュース記事で伝えられたり、週間ランキングなどで一部データが公開されたりするだけで情報の全容が見えることはなく、今すぐにどのくらいトレンド化しているのか知りたいと思っても、一般にはその方法がおよそない状態だった。

今回、リリースされた「TVAL now -テレビ番組リアルタイム視聴率-」では、サイトにアクセスしさえすれば、今目の前で放送されているテレビ番組のリアルタイム視聴率を自由に閲覧することができる。

アカウントの登録など、面倒な手続きも一切不要で、ブラウザ経由のアクセスにより、放送から約5分後、毎分視聴率の推移をグラフで確認可能となる。3時間前までさかのぼってチェックでき、少し前のクライマックスシーンなど、どれくらい盛り上がったのか、皆に注目されているのか、視聴率で確認するといったことが可能だ。

公開される視聴率データは、スイッチメディアが国内最大級のテレビ視聴パネルで独自に収集したデータに基づくものとなる。

情報のシェア機能も
放送エリアとして、関東、関西、中京の3エリアが選択でき、各エリアで放送されている番組名から情報を確認できる。
なお、番組名については、事前公表のデータに基づいて作成・反映されるため、スポーツ番組の延長や緊急特番などで急遽予定変更となった場合、実際に今放送されている番組名と、サイト上で表示されている番組名が一致しないこともある。

公開された視聴率データについては、ユーザーが好きなタイミングを指定し、XやLINEといったSNSに投稿、共有することもできる。

任意のシーンにおける共有したい番組のシェアボタンをタップすると、共有先のサービスアイコンが候補として示されるため、この中から選択し、投稿すればよい。

スイッチメディアでは今後、より皆で視聴率情報を共有し合って楽しむスタイルを普及させるべく、SNS投稿のキャンペーン実施なども予定しているという。

テレビ離れも叫ばれて久しいが、同じコンテンツを数千万人が視聴することもある巨大メディアであることに変わりはなく、トレンドをつかんで楽しみたい人々にとって、ほぼリアルタイムの番組視聴率は関心度の高い情報だ。

業界限定でやりとりされてきた視聴率データが公開され、透明度が高まることにも、大いに意義があると考えられる。


(画像はプレスリリースより)

元の記事を読む