マーゴ君起用の発案者は司会の田勢さんだったようで、
「土曜の昼間に、ゆったりとした空間でニュースを報道するというのが番組のコンセプトで、セットのイメージは隠れ家風リビングです。『そこに猫が勝手に行き来しているのもいいのでは?』と田勢さんが発案したのがきっかけです」
ちなみに田勢さん、番組内でマーゴ君と一切絡まず、目も合わせない様子からは想像もつかないが、意外にも猫好きなんだとか。
また、生放送と気まぐれな猫の組み合わせには、当然ハプニングもつきものだ。「マーゴ君はスタジオでは放し飼い、つまり“本人”の意思で行動してもらっています。故に、突然鳴き始めたり、植木の葉っぱをかじったり、床に置いてある花瓶の花とじゃれたり……。あるときはテーブルにセットしてあった、田勢さんの飲み物を飲んでしまったんですよ」。
そんな予想不可能なアクシデントにも、慌てることなく番組を進行する司会の2人の姿が視聴者としては面白くもあるのだが、スタッフは毎週「今日はどう動くのか?」と冷や冷やしながらマーゴを見守っているのだとか。
猫の動向を読み解くのは世界情勢よりも難しい!?
(平井万里子)
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