フィンランドが舞台の日本映画『かもめ食堂』を観た人の多くは、フィンランドは「食べ物が美味しそうな国」というイメージを抱くのではないでしょうか。実際、私も旅行で訪れて、たいへん食が豊かな国なのだと感じました。
映画の中で主人公が作っていた「シナモンロール」はカフェに必ずあり、コーヒーと一緒に食べると最高の組み合わせ。コーヒーもとても美味しく、フィンランドでは一人当たりの消費量は世界でトップクラスなのだそう。
そしてアイスクリームの消費量もトップクラス! なんと日本人の2.2倍は食べているのだという。確かに寒い季節でもスーパーマーケットには日本の売り場の5倍ぐらいの数のアイスクリームが並んでいました。
しかし、時には度肝を抜かれるような珍グルメも、フィンランドには存在する。
『かもめ食堂』にも登場した「トナカイ肉」がそのひとつ。
“サンタクロースの乗り物”というイメージが強いせいで、食べるのにちょっと抵抗がありましたが、レストランはもちろん、トナカイ肉専門の肉屋もあり、フィンランドではフツーの感覚のようです。
さらに驚いたのは、日本では特別天然記念物に指定されている「雷鳥」も、こちらでは食用になっていたこと。滞在中はちょうど時期外れだったのかレストランでは見かけませんでしたが、空港の土産物店で缶詰が売られていたので思わず買ってしまいました。雷鳥が県鳥になっている長野県、岐阜県、富山県の人が見たらショックを受けるかも!?
そしてフィンランドの珍味といえば、何といっても「サルミアッキ」でしょう。
ある日本のテレビ番組で「世界で一番不味いキャンディー」と認定された、甘草(リコリス)と塩化アンモニウムを原料にしたグミ菓子です。北欧らしいお洒落なデザインのパッケージの中から真っ黒い炭のような塊……見た目もインパクト大。
恐る恐る口に放り込んでみると……、まさに鈍器で頭を殴られたような衝撃といいましょうか。な、なんだこの味は!? 即吐き出してしまいました。再び勇気を出して噛み締めると、正露丸と昆布飴を足したような、何と表現してよいかわからない味が口一杯に広がります。もはや「不味い」を超えた、摩訶不思議な味。グミなのに塩味だし。さらにフィンランドでは「サルミアッキ味のお酒」、「サルミアッキ入りのチョコレート」も売られているようです。ひえー。
このサルミアッキ、さすがにキシリトールガムのように世界中に広まることは、ないかと思います。
(いなっち)
映画の中で主人公が作っていた「シナモンロール」はカフェに必ずあり、コーヒーと一緒に食べると最高の組み合わせ。コーヒーもとても美味しく、フィンランドでは一人当たりの消費量は世界でトップクラスなのだそう。
そしてアイスクリームの消費量もトップクラス! なんと日本人の2.2倍は食べているのだという。確かに寒い季節でもスーパーマーケットには日本の売り場の5倍ぐらいの数のアイスクリームが並んでいました。
しかし、時には度肝を抜かれるような珍グルメも、フィンランドには存在する。
『かもめ食堂』にも登場した「トナカイ肉」がそのひとつ。
“サンタクロースの乗り物”というイメージが強いせいで、食べるのにちょっと抵抗がありましたが、レストランはもちろん、トナカイ肉専門の肉屋もあり、フィンランドではフツーの感覚のようです。
さらに驚いたのは、日本では特別天然記念物に指定されている「雷鳥」も、こちらでは食用になっていたこと。滞在中はちょうど時期外れだったのかレストランでは見かけませんでしたが、空港の土産物店で缶詰が売られていたので思わず買ってしまいました。雷鳥が県鳥になっている長野県、岐阜県、富山県の人が見たらショックを受けるかも!?
そしてフィンランドの珍味といえば、何といっても「サルミアッキ」でしょう。
ある日本のテレビ番組で「世界で一番不味いキャンディー」と認定された、甘草(リコリス)と塩化アンモニウムを原料にしたグミ菓子です。北欧らしいお洒落なデザインのパッケージの中から真っ黒い炭のような塊……見た目もインパクト大。
恐る恐る口に放り込んでみると……、まさに鈍器で頭を殴られたような衝撃といいましょうか。な、なんだこの味は!? 即吐き出してしまいました。再び勇気を出して噛み締めると、正露丸と昆布飴を足したような、何と表現してよいかわからない味が口一杯に広がります。もはや「不味い」を超えた、摩訶不思議な味。グミなのに塩味だし。さらにフィンランドでは「サルミアッキ味のお酒」、「サルミアッキ入りのチョコレート」も売られているようです。ひえー。
このサルミアッキ、さすがにキシリトールガムのように世界中に広まることは、ないかと思います。
(いなっち)
編集部おすすめ