記者発表資料によるとこの教室、「レッサーパンダの動きを見ることで、野生動物の優れた能力や習性を楽しく知っていただく、飼育担当者とレッサーパンダによるショー形式のガイド」であり、「世界的にも珍しく、日本でも類を見ないもの」だという。
レッサーパンダ先生は一体、僕らに何を教えてくれるのだろう。開催に先駆け公開練習が行われると聞いた私は、5月下旬、レッサー先生のご指導・ご鞭撻に胸をときめかせつつ一路横浜へと向かった。
「本番とほぼ同じ内容」と飼育員さんがアナウンスする公開練習は、動物園を訪れた家族連れが見守る中、紙芝居形式のクイズで始まった。「このなかでレッサーパンダはどれ?」「レッサーパンダがすむところは?」と言った質問に、ほぼ全問正解していく子供たち。
やがて飼育員さんの「レッサーパンダのデールさん、登場です!」の声とともに、主人公のレッサー先生がステージ入り! 飼育員さんに甘えるように、ひょこひょこ立ち上がるデールさんの姿に、生徒たち(お客さん)は大興奮。「超かわいい!」「思ったより大きいなー」といった声がちらほらあがる。