以前、コネタ記事「イヤホンの穴の数って何か意味あるの?」で見たとおり、イヤホンの出力部には小さな穴がたくさんある。そこから、耳アカなどのゴミが入る可能性があるわけだ。
「イヤホンにゴミが入って故障や不具合の原因になることは、数は少ないと思いますが、実際問題としてあります」
やはり。
ところで、耳アカにも大きく分けて乾いたものと湿ったものがある。どちらがイヤホンの穴に入りやすいのか。
「乾いたものと湿ったもの、どちらの耳アカが入りやすいかは正直言ってわかりません。当社に持ち込まれる場合はどれもすでに乾いていますので……」
「ただ、身体に着ける電気製品として、湿気は好ましくないというのが一般的な考え方になります」
では、耳アカがイヤホン内部に入ってしまった場合、ユーザーはどう処置すれば良いのか。
「イヤホンの内部はデリケートなので分解などはせず、メーカーに預けてメンテナンスを依頼するのがベストです」
う~ん、修理に出さないとダメとは意外に耳アカって手ごわい。
それなら、耳アカが入らないように気をつけたい。どうすれば。
「ユーザーができる基本的なメンテナンスとしては、乾いた布でイヤホンに付着した耳アカを拭き取ること。
なるほど。
ちなみに、イヤパッドは単体でも市販されているそうなので、耳アカが付着するのが気になる人は是非購入すべきだろう。
たかが耳アカと侮っていると、突然イヤホンから音が聴こえなくなる恐れも。日頃からのお手入れが大事ですよ!
(羽石竜示)