最近、スーパー・コンビニなんかでよく見かけるのが生姜(しょうが)を扱った商品たち。そんな中、「ジンジャーくん」なるキャラが描かれた子ども向け? と思われるパッケージの生姜入り飲料を発見。
30代・オジさんの領域に入っているオトナではあるが、試しに飲んでみた。

この『つよいぞ!ジンジャーくん』は、永谷園が9月より秋冬期間限定で発売している生姜入りのホットレモン飲料。4倍に薄める希釈タイプということで、お湯で割って飲んでみたら、味もレモン果汁とはちみつ入りでまろやか。また、しばらくしたら体がポカポカ温まってきた。

“永谷園で生姜”といえば、「冷え」で悩む女性に向けた、カップスープやみそ汁などの『「冷え知らず」さんの生姜シリーズ』商品が有名だ。この永谷園では、生姜をこよなく愛する“人材”を集めた「生姜部」を立ち上げている。
生姜の魅力を追求するこの部活動では、農場での生姜の栽培、生姜の商品開発、生姜レシピの考案など、生姜について日々研究に取り組んでいる。

ところで、オトナ向けではなく子ども向けの商品を開発したきっかけはなんだったのだろう。
永谷園の生姜部員・山田友紀子さんにうかがったところ、4歳の子どもをもつ生姜部女子マネージャーが、子どもを寝かせる時など、体を温められるよう飲み物に気をつけているという話を聞き、「これだ!」とひらめいたそう。

また、「生姜湯」もヒントにしたという。
「生姜湯は古くから体を温める飲料として知られており、おばあちゃんの知恵袋として大人から子どもまで親しまれてきました。それをヒントに、現代版の生姜湯として飲みやすい味、品質を考え、本商品の形になりました」(山田さん)

ただ、30代のオトナが飲んでしまいましたが……。

「もちろん飲んでいただけるとうれしいです。寒い時期にお子様の体を温められればと開発した本商品ですが、実際、OLさんがオフィスの卓上に置いて飲んでくださっているとの声もお寄せいただきました。また、是非お子様と一緒にご家族の皆さまにも飲んでいただければ、と思います」

ほか、この『つよいぞ!ジンジャーくん』は山田さんいわく、お湯のみならず、水や炭酸水、牛乳で割って飲んだり、さらには、「生姜焼き」の下味付けなどにもオススメだそう。
顧客からも「お酒で割ったら美味しかった!」といった別用途でのコメントも寄せられているという。

『つよいぞ!ジンジャーくん』は、首都圏・関西圏の量販店、一部コンビニ、ドラッグストアで発売中。
オトナのあなたも1本いかがですか。

(dskiwt)