そのDVDとは、大田区の広報で発行している「まるごと おおた」。
なにやら担当者によると、数年前に学校給食展が開催されたとき、区民から問い合わせがあったことに端を発するよう。その問い合わせとは「その当時、大田区嶺町小学校に勤めていた 調理師・篠原常吉さんが、揚げパンの発案者なのではないか?」というもの。そこで大田区の給食座談会に分科会を設けて調べたところ、昭和29年前後に流感が流行し、学校で欠席者が多かったので、その残りを活用したのが揚げパンなのではないか? という説と、全国の給食献立に揚げパンは昭和35年以降にしか見つかっていないが、大田区では昭和29年にはすでに正式な献立として書かれている記録が見つかったそう。そして篠原さんがとても研究熱心で、その当時の東京都学校給食コンクールで一位になった経緯もあって、そこから序々に普及していったのではないかという結論にたどり着いたそうです。
その当時は、まだ白衣や畏靴、ゴム前掛けなどの貸与が不十分で、自分で買っていたり、調理士は夏休みになると林間学校の子どもたちの食事作りに交代で行ったりと、まだまだ手探りの時代。古きよき時代の和やかさが伝わりますねぇ~。
ほかにも、DVDには大田区の魅力が余すことなくレポートされており、文士村、NASAも認めた町工場、大森貝塚などがレポートされておりました。
それにしても、揚げパンが大田区だとしたら、クジラの竜田揚げはどこなんでしょう?
なんか給食をさらに、追及したい気になってきましたよ~。
(カシハラ@姐御)