それどころか漁港のサンダル、「ギョサン」というものまで流行っているとか。
ちなみにギョサンとはもともと小笠原諸島で、磯で滑りにくいとして70年代半ばに「漁業従事者用サンダル」として普及。ここ2~3年前からハワイなどのおしゃれビーサンブームもあって、じわじわとギョサンも、ブームになり出したんだそうです。
店長さんいわく、ここまでの人気の理由は、「某アイドルタレントがテレビ番組で履いたことで、おしゃれなものとして認識されだした。それと今年の猛暑もあって、今まで頻繁に履いていなかった人も、タウンユースで履くようになったんではないか」というお話でした。確かに渋谷の町でも、山手線でもビーサン男子どころかビーサン女子もかなり見かけます。
渋谷のパルコにもビーサンショップが夏は特設されているくらいですし。
ところでギョサンって、トイレのサンダルみたい……と常々思っていたので、思わず「似てますよね」と口に出してしまったところ、店長さんは「もともとトイレのサンダルを作っていたメーカーでギョサンも作っているんですよ」とのお言葉が!
おおお~~~~、もしやと思っていましたがそうだったんですね。奈良でトイレスリッパを作っているメーカーに、鼻緒のある形状でサンダルに近いものを発注してできたのがギョサンなのだそう。意外な秘話が聞けちゃいました。
最初はジミな色が多かったそうですが、お客さんの要望もあって、今年は発光するギョサンや、新しいカラフルなギョサンが多く、人気に拍車をかけているそう。
今回発売された「night fire(鬼火)」は、昼間や明るい場所ではライムグリーンカラーだが、光を吸収して蓄えると暗闇で発光する仕組みで、暗闇でも探しやすいタイプ。
闇夜で光るサンダルってまさに夏向きです!!
(カシハラ@姐御)