「世紀末オカルト学院」のBD3巻が発売になりました。と、それはまあいいんです、アニメのDVD・BDは毎月出るものですし。

問題はそこじゃないのです。11月末に「オカルト学院」関連書籍がいっぺんに4冊出るという事態の方が問題なのです。えっ、なにごとなの。2冊同時とかはよく見ますがこれはなかなか異例な事態。しかもそのうち3冊はメディアファクトリー出版。こ、この事態こそがオカルトか。

舞台は1999年。うさんくさいオカルトを全力で再現する「世紀末オカルト学院」(エキサイトレビュー) - エキサイトニュース
「世紀末オカルト学院」は、1999年を舞台に、当時多くの人を困惑させていたノストラダムスの大予言をテーマにしたアクションエンタテイメント作品。完全テレビオリジナルアニメとして、毎週奇想天外かつオカルトマニアをニヤニヤさせる内容てんこ盛りで大盛況を博した作品でした。
番組が終わったのが9月だったので油断していたのですが、ここにきてまさかの大津波。とはいえ一冊一冊それぞれ個性があって面白いので、それぞれの本についてご紹介いたします。

世紀末オカルト学院オフィシャルアーカイブ
アニメの解説資料集です。
様々なメディアで公開されたイラストや、キャラクターの設定資料、本編ストーリーの解説が中心になっていますので、全話すでに見ているファン向け。
なんといっても最大の見所は本編に出てくるオカルトネタの解説一覧!アンティキティラ島の機械からチュパカブラまで、オカルト好きな人はもとより、詳しくない人でも納得の分かりやすい充実の内容。これであなたもオカルト博士! 聖地探訪と称してムー編集部に突撃取材をしているのも見逃せません。オカルト大好き!

世紀末オカルト学院(MF文庫J)
本編とは別ストーリーの短編小説集なんですが、ポイントはアニメ脚本スタッフ全員参加だということ。完全公式のサイドストーリー集とあっては、オカルト学院ファンとしては見逃せない。
スポットが当たっているのがこずえ、美風、文明、千尋教頭、そしてJKとスマイルという、アニメ見ている人なら「なんでそっちいくの」的なズラしっぷりが、ある意味オカルト学院らしい。当然人気キャラのマヤは登場しまくりますのでご安心を。

世紀末オカルト学院(MFコミックス アライブシリーズ)
こちらはコミック版。前半はテレビ原作をなぞって物語が展開していきますが、少しずつ物語はずれていって最終的に全く別物になります。アナザーストーリーとも言える作品なんですが、しっかり単体で納得させてくれる出来は見事。アニメを観ている人も、全く見ていない人も楽しめる導入編としてはもってこいでしょう。徹底してマヤと文明の魅力を描くことに終始しているのも特徴的。
表紙でグッと来た人なら間違いなくオススメできます。個人的にはちびっ子マヤにキュンときましたね!キュンとね!

世紀末オカルト学院Plus(MFコミックス アライブシリーズ)
オカルト学院のマヤ達女性キャラを見てムラムラしていたあなた!そうそこのあなた!あるいはぼく! そんな紳士向けの、全く本編と関係ないエロコメ版オカ学マンガです。「ノストラダムスの鍵」を探すという基本設定以外、潔いくらいストーリー関係ないです。えっちなマヤを見たいならこれ。面白いのはかなりぎりぎりのショットがあるにも関わらず、パンチラシーンがひとつもないこと。「オカルト学院」という作品にとって最大のオカルトは、マヤのパンツが見えないことなのです。

全部一冊でまとまっているので、お好みで選ぶもよし、全部買うもよし。自分も全部買ってきたのですが、表紙が全部マヤなのが潔いですね。
ちなみのちなみに。「俺はマヤを愛してるんだ!」という人向けに、2011年1月20日には「世紀末オカルト学院 抱き枕カバー」も販売予定。よーし、スタンバイOK。
それにしてもマヤって、ほんと安産型ですよね。
性欲が刺激されるぜ。
(たまごまご)
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