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幻の三島由紀夫映画「Mishima」を観るチャンス!

和歌山県・太地町のイルカ追い込み漁を取材したアメリカのドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」(ルイ・シホヨス監督)の日本での公開をめぐり、激しい議論が巻き起こったことは記憶に新しい。5年ほど前には、ロシア人映画監督、アレクサンドル・ソクーロフが終戦前後の昭和天皇を描いた劇映画「太陽」について、やはり日本で公開されるかどうか話題となった。

「ザ・コーヴ」と「太陽」が議論を呼んだのは、それぞれイルカ漁と昭和天皇という、日本ではいわばタブー視されるテーマを含むものであったからだ。ただし、結果的にいずれの作品も日本公開が実現している。

これに対して、監督以下、主要スタッフの大半はアメリカ人ではあるものの、ほかならぬ日本のとある作家をテーマに、日本人の俳優が日本語のセリフで演じているにもかかわらず、完成後25年経ったいまでも日本での上映が実現していない映画が存在する。そのタイトルは、「Mishima: A Life In Four Chapters」……そう、三島由紀夫の生涯を描いた作品だ。日本での公開が実現していないのは、三島の遺族(とくに三島夫人)が許可しなかったからだとされる。

その“幻の映画”「Mishima」を、私が初めて観たのは4年前だっただろうか。東京・野方の駅前にあったレンタルビデオ店で、たまたま同作の輸入盤ビデオを見つけたのだ。そのときの印象は鮮烈だった。あまりにも面白くて、返却前にもう1回観かえしたほどである。以下、当時のメモを参考にしつつ感想を記してみたい。

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