と、赤坂見附方面に向かって吠えたところで、エキレビの年末企画「2010年私的ベストテン」であります。みんな思い思いのテーマを上げる中で、なんだかわたしには編集部から「ぜひ、フーターズの楽しみ方ベスト10で!」みたいなリクエストが来てんだよね。またそうやっておれをおっぱい星人にしようとする! 楽しみ方ベスト10って、そんな10個もあるわけないじゃん。ぜったい無理だって、この企画。
第10位【ダンスタイムは一緒に手拍子!】
以前の記事でも書いたけど、フーターズにはダンスタイムという名物がある。一定時間が経つと突然、元気なダンスミュージックが流れだし、女の子たちが接客の手を止めて一斉にダンスをおどりはじめるのだ。これがやけに楽しい。鼻の下を伸ばしてじっと見物しているのもいいけれど、せっかくフーターズに来たんだったら、一緒に手拍子を打って楽しんでしまおう。その方が女の子たちのノリもよくなる。
とはいえ、ノリすぎて自分も女の子に混ざって踊りだすのは、ちょっとやりすぎだ。他のお客さんは男の踊りなんか見たくないだろうからね。
第9位【英語メニューで注文して通を気取る!】
フーターズのテーブルには、日本語のメニューと英語のメニューが2種類用意してある。英語力に自信がない人(わたしのこと!)や、メニューの内容をよく知らない人は日本語メニューを見て注文すればいい。でも、どちらのメニューもレイアウトや写真は同じなので、何度か通って慣れてくれば、英語のメニューでも問題なく注文できてしまうのだ。チキンウィング、ファイヴピース、プリーズみたいな。テリヤキバーガー、ウィズ、コールスロー、プリーズみたいな。
でも、店の女の子は基本的に全員バイリンガルなので、ムリヤリ巻き舌で発音してても本当は英語がヘタなのはバレバレだ。
第8位【天井のワイヤーに注目しよう!】
フーターズでは、天井付近にワイヤーが張り巡らされ、そこに金属のクリップが通してある。女の子たちはお客さんからの注文を書き留めると、その伝票をクリップにはさんで、厨房へ向けてポーンと手で弾くシステムになっている。そのときに、ちょっと背伸びをするためにバストが揺れるんだな。これが見逃せない。
おまけにここが重要なところなんだけど、当然ながら赤坂見附支店には東洋人の女の子が多いので、外人さんに比べて背がちょっと低い。なかでも一人、とくに小ちゃくてカワイイ子がいるんだね。
第7位【Tシャツを買って帰ろう!】
入り口脇のスーベニアコーナーには、フーターズのロゴが印刷されたキャップやマグカップなどのお土産が売られている。もちろん、いちばんの人気商品はTシャツだ。Tシャツを買うと女の子たちが集まって来てサインを書いてくれる。その瞬間は必要以上にチヤホヤされるのでとてもうれしいけど、記念に飾るんじゃなくて自分で着たい! という人は、あえてサインをお断りするという手もあるね。スタイルのいい彼女とか奥さんがいる人は、タンクトップを買っていって着せてみるのもいい。たぶんひっぱたかれるけど。
第6位【タンクトップを自分で着る!】
彼女も奥さんもいない人は、自分でタンクトップを着てフーターズごっこをしよう! 日本ではホットパンツまでは売ってなかったと思うけど、eBayとかのぞくとフルセットでバンバン出品されているから、着放題だ。でも、男の人が着るのはお家の中だけにしておこうな!
第5位【店の女の子の写真名鑑を作る!】
フーターズの女の子たちは、きちんとお願いすれば写真を撮らせてくれる。海外の支店によっては写真を撮るためにチップが必要、なんてこともあるみたいだけど、日本にはそもそもチップ制度がないから、そういった気遣いはいらない。
で、わたしが最近楽しみにしてるのは、女の子たちの名鑑を作ることだ。
第4位【漫画家4人衆のラクガキを見つけよう!】
フーターズ店内のとある壁面には、江口寿史、とり・みき、山本直樹、吉田戦車(五十音順)という著名漫画家さんのサイン(とイラスト)が描かれているのをご存知だろうか。11月のある日、彼らが連れ立ってフーターズへ出掛けて行ったところ、店のマネージャーに見つかってしまい(笑)、来店の記念にということで各自がサインを描き残していったのだ。
どこに描かれているかは見つけてのお楽しみなので、ここでは内緒にしておこう。4人の漫画家さんたちは、それぞれご自分の作風に合ったイラストを描かれているが、とくに江口先生、山本先生が描き残していったフーターズガールは必見だ。
第3位【Tetsuya Nakamuraさんと遭遇せよ!】
facebookにはいま「Hooters Tokyo」というアカウントがある。これは公式アカウントではないんだけど、アルバムに店の女の子の写真が投稿されていて、見ているだけでも非常に幸福な気持ちになれ。実は「女の子の写真図鑑を作ろう」って思いついたのも、この写真アルバムを見たことがきっかけだ。
で、このアルバムにはfacebookのアカウントを持っている人なら誰でも投稿ができるようになっていて、その中の一人、Tetsuya Nakamuraさんという人が、すごい勢いで女の子とのツーショット写真をアップしているのだ。ちゃんと数えたわけじゃないけど、かなりの頻度で訪問しているみたいだねえ。
第2位【フーターズに就職する!】
フーターズ愛が高まって高まって仕方がなくなったら、いっそ就職してしまうのはどうだろう。たしかに接客してるのは女の子オンリーだけど、店の厨房とか、マネージャーとか、男の人のための仕事もいろいろある。公式サイトを見てみると、いまは「キッチンスタッフ」と「アシスタントスタッフ」としてアルバイト募集をしている。「アシスタントスタッフ」はアルバイトからのスタートだけど、やる気と才能次第では正社員への登用制度もあるようだ。
ただし! お客さんならいざ知らず、店で働こうと思う人はおかしな邪念を捨てていかないとね。
わたしは邪念を取ったらなんにも残らない人間なので、就職は無理……。
第1位【一人客だけの秘かな楽しみ!】
本当は、これだけは人に教えたくなかった。でも、思い切って書いちゃおう。
フーターズに一人で行った場合、店が空いていればテーブル席に通されるけど、そこそこ混んでいるときはカウンター席に案内されることになる。
赤坂見附店のカウンターに座ると、右手方向にある厨房の奥がなんとなく覗けるんだ。でね、アルバイトが終わって私服に着替えた女の子が、ときどきこのバックヤードを通るわけよ。それを眺めながら飲むビールのなんと美味いことか!
タンクトップとホットパンツがセールスポイントのレストランで、あえて私服姿を鑑賞する。通だねえ。ていうか、バカ?(とみさわ昭仁)