暦の上では春を迎えましたが、まだまだ寒い日の続く日本。そろそろ寒さにも飽きてきてしまった……という方が多いのか、日本から飛行機で3時間、時差もたったの1時間という好立地にある常夏の島グアムには、今まさに卒業旅行や社員旅行、ゴルフやダイビング好きの方たちが続々と遊びに来ていらっしゃいますよ!

でも悩んでしまうのが、真冬の日本から真夏のグアムに旅行するには何を着たらいいのかということ。
特に出発日と帰国日は20度以上温度の違う土地を移動するのですから、どんな服装がいいのか考えてしまいますよね。

そこでグアムで人気のセレクトショップ『Bambino(バンビーノ)』のオーナー、ミサさんに、今年のトレンドをおさえつつ、おしゃれで実用的な旅行スタイルを教えていただきましたよ。

「去年に引き続き、今年もマキシ丈ワンピースは外せないアイテムのひとつ。最近では季節にあまり関係なくいろいろな素材を着られるので、去年の夏に大活躍したワンピースが1枚あればとても便利。そこで日本を出るときはワンピースの上にパーカーをはおり、お気に入りのストールをグルグルと首に巻いてみましょう。ワンピースの下には厚手のレギンスにブーツで防寒もばっちり! グアムに着いたらレギンスとブーツを脱いでビーチサンダルに履き替えてしまえば、そのままビーチに出ても写真映えするとおもいますよ。
男性なら薄手のロングTシャツにデニム、同じくパーカーがあると便利です」というミサさんのアドバイス。

確かに機内はかなり寒いので、グアムに到着するときにパパっと脱ぎ着できる服装がぴったり。冷房のガンガン効いた室内でも使えるパーカーはグアムでも重宝します。それにマキシ丈ワンピースにレギンスならしめつけもなく、機内でも快適に過ごせますしね!

「できれば女性に限らず男性もビーチサンダルを手荷物の取り出しやすいところに忍ばせておくのがオススメ。機内で足がむくんで苦しくならないようにスリッパ代わりに使える他、グアムではビーチサンダルはおしゃれな万能アイテムです」とのこと。

そしてこれにはおしゃれの他にも重要な理由があります! というのも、時々スーツケースを受け取ってすぐに近くのお手洗いで着替えられる方がいらっしゃるのですが、入国審査と税関を通り抜ける前に服装を変えたり靴を履き替えていると、いろいろとあらぬ疑いをかけられて、連行されて事情聴取……なんていうこともあるから。
実際ミサさんもそういう体験をされた方を知っていらっしゃるとか。なので飛行機が到着する前に簡単に機内で履き替えられるようにしておくのが一番安全!

「他にもかなりヒールの高いサンダルで歩いている方を見かけますが、坂が急なグアムでは、雨が降ったときに転んでいる方をよく見かけるので要注意。逆におしゃれをしてディナーという時のために、女性はサンダル、男性は落ち着いた色のスニーカーなどがあると安心です。また水着のまま街中を歩いたりお店に入るのはグアムとは言えNG。かさばらず、濡れても重くならない薄手のコットン素材のミニドレスなどがあると、お洗濯も乾かすのも楽で重宝しますよ」とのこと。

郷に入れば郷に従え。
少ない荷物でも効率よくアイテムを厳選すれば、おしゃれに楽しいバカンスを過ごせそうですね。
(鶴賀奈穂乃)