こんな非常事態に明かりを確保すべく、空いたペットボトルを即座に懐中電灯代わりにしてしまうアイテムを探してきたので、その実力を早速試してみた。
何かの円柱状のフタのようなものに見えるのが、今回試す製品『ペットボトル用ライト』(東京セイル製)。500または1000ミリリットルサイズのペットボトル容器が同製品を組み合わせるのに最適。筆者は500ミリ容器を使ってみた。電源はボタン電池を使用する。連続使用は約20時間まで、LEDライト部の寿命は約10万時間と従来電球に比べかなり長い。だが問題の明るさはどうか。
約6500輝度と説明されているが、実際に点けてみないとどのくらい明るいか分からない。なので、夜に真っ暗な部屋で壁面を照らしてみた。すると、ペットボトル懐中電灯の強い光によって壁の模様を確認できるほどに明るくなった。LEDの鋭い光が部屋の奥の暗がりまで届いた。
しかも本体もペットボトルも軽いので女性や子供が使うのにも適している。また、本体リングに紐を通して天井にぶら下げれば、室内灯代わりにもなる。ただ、ちょっと女性・子供に分かりづらいと思われるのは電池の取替え方。固定リングを外し本体ケースを開けて、ボタン電池2個を並べて挿入する。その際、プラス極方向がストラップ取り付け穴側であることに注意。慣れれば何のことはない作業だが、暗い中で電池を取り替えるのは大変そう。停電前に電池残量チェック、そして新しい電池に入れ替えておくべきだろう。
明るさ、長さ(電池寿命)、軽さの三点が特徴の『ペットボトル用ライト』。明かりを確保できるだけでなく、LEDは長寿命・低消費電力なので節電にも寄与できる。懐中電灯を持っていない方へ
「備えあれば憂いなしですよ!」
(羽石竜示)