うし、iアプリ起動。このゲームで一番覚えているエピソードって、物語の節々にくだらないダジャレが入っていることだったんだよなあ。
でも、結構ダジャレが少なくなっている? シナリオを担当したとみさわ昭仁さんがゲームシナリオ座談会で、〈かなり変わっていますよ。なんせ24年も前のゲームですから〉って言っていたから、ボツったのも多いのかなあ。てか、24年なんだ、俺が生まれた年じゃん。あ、天の邪鬼、ドクターマシリトきた!「ボツ! ボツ!」だって、懐かしいー! くそっ、貧乏神に金盗まれたああ……!

お、村だ。
「さむい国ではカイロなしだとつらいよ!! カイロいってもエジプトじゃないからね!!」
「カメは万年生きまんねん!!」
ダジャレ、あった。待ってました!

え、何をやっているのかって?
4月18日からiモードアプリで配信されている「桃太郎伝説モバイル」ですよ(4月28日からYahoo!ケータイでも配信開始)。
桃から生まれた桃太郎が、犬、猿、キジのお供を連れて鬼を退治しにいくという、昔話の「桃太郎」をベースにしたRPG。金太郎や浦島太郎の出番もあって、おー、昔話オールスターズ!

オリジナルのファミコン版は、カーソルを送るのが遅く、1回の戦闘が長くて長くて、つらかった記憶があるんだけど、「桃伝モバイル」は一瞬で戦闘が終わる。めっちゃくちゃスムーズ! これはかなりクリティカルな要素じゃない? 高めに設定されてあるエンカウントも気にならないくらいだよ。

「桃太郎をモチーフにしたゲームといえば?」って聞いたら「桃太郎電鉄」を思い浮かべる人が多いと思うけど、もっと早くからこの「桃伝」は誕生していたんだよね。
俺も当時プレイしていたんだけど、昔すぎてちょっと記憶が危ういんだよね。いくつだったかな、多分3歳とか4歳とかそこらへん。
ゲーム開始時の桃太郎、6歳より若かった。でも、白いカセットだったとか、最強のパスワードが「ふ」一文字だけとか、「だだだだぢぢぢぢづづづづででででどどどどどーん!」という呪文は頭に残っているんだよねえ。

「桃伝」は「桃鉄」と同じくシリーズで展開していたんだけど、初代「桃太郎伝説」がリメイクされるのってこれが初めて。先日、ゲームシナリオ座談会で、とみさわさんから話を聞いて、久しぶりにやりたくなったんだよ。料金は前編と後編でそれぞれ個別課金525円。落とし切りなら各500ポイントで購入できる。

フィールドを歩いていると桃太郎に流れ星が降ってきて、「絶好調」状態に。たまに戦闘終了時の経験値が2倍になるんだって。なんだこれ? こんなのあったっけ。そういえば「桃太郎電鉄」にも絶好調モードがあったけど、そこから取ってきたのかなあ、と思って調べてみたら「新桃太郎伝説」のシステムらしい。プレイする前はベタ移植なのかなあって思ってたけど、関連作品からいろいろ便利要素を受け継いでいるんだねえ。

戦いやすい緑鬼来ないかな、あいつ経験値も多いから倒しがいがあるんだよ。
お、福の神や貧乏神にエンカウントした。そういえばさっき村で、スリの銀次の話も聞いたっけ。「桃鉄」でお馴染みのこのキャラたちももともとは「桃伝」出身だったんだよなあ。貧乏神なんて、このころはただのザコ敵なのに、もう完全に「桃鉄」の顔になっているよね。

あ、「桃鉄」といえばで思い出した!
「桃伝」にも女湯があるんだよー。「桃鉄」では、背景の女湯に虫眼鏡カーソルを合わせると女湯がのぞけるんだよ。1億円持っていないといけないとか、温泉の物件を持っていないとダメとかいろいろ条件はあるんだけどね。
思い出したからにはのぞきに行こう、そうしようーと、女湯がある場所を検索して調べてみる。検索結果はファミコン版だけど、多分一緒だろうと判断。えーっと、あるのは結構中盤の街か。ん、条件は「桃太郎の年齢が8歳以下のときのみ」。
あれ……。
「桃伝」は2時間プレイするごとに1歳歳を取って、桃太郎の初期年齢は6歳。今のプレイ時間は5時間ちょい。女湯の街まではまだまだかかりそう……。ち、ちくしょう! チマチマ敵と戦ってレベル上げしている場合じゃなかった、アプリ付けっぱなしで放置しているんじゃなかった。いそいで先へ進めないと……。は、早くしろー、間に合わなくなっても知らんぞー!! 

調べてみたら、世界のどこかに若返ることができる場所があるらしい。見つけられなかったら、最初からやり直してでものぞいてやるぞ……。(加藤レイズナ)

・本日(4月26日)、20時20分からニコニコ生放送で、さくまあきらさんやとみさわさんが「桃太郎伝説モバイル」リリース記念イベントを開催!
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