実は、こういう人は結構いるのではないか。牡蠣以外でも、レバーだったり何だったり……。ある意味、大人向けメニューか?
そして今、完全に大人向けのラーメンが話題となっている。
なぜ、子供は食べちゃダメなのか。それは、未成年者飲酒禁止法に引っ掛かるから。しかし、私は未成年ではない。だから、お店に行ってどんな味なのか体験してきました。
その前に、どうしてこのようなラーメンを開発したのか? その辺りについて、質問をしてみた。
「店主がメニュー開発のために、新潟に視察に行ったんです。現地のラーメンは確かに美味しかったんですが、新潟の良い物を使っていないことに気が付きました」(担当者)
“新潟の良い物”とは「米」と「お酒」。それらを用いたラーメンが新潟に無いからこそ、新宿にあるこのお店で開発してみせたのだ。
まず、「米」の方。それは、新潟コシヒカリをふんだんに使った『越後醤油ラーメン』(680円)や『越後味噌ラーメン』(780円)として形にした。
そしてもう片方の「お酒」を使ったのが、話題の『純米酒味噌ラーメン』。このラーメンの作り方について、ざっくりと教えていただきました。
「新潟の酒造から取り寄せたお酒と酒かすを使用しています。まず、味噌スープに酒かすを伸ばしたものを溶かします。そして煮立ったところに純米酒を一かけし、もう一煮立ちして仕上げています」(担当者)
へぇ~! でも、ラーメンにお酒を入れると、味にどう影響があるのだろう?
「味噌味が、濃厚でまろやかになります。
といった前情報を踏まえて、待望の『純米酒味噌ラーメン』を実際に食べてみました!
目の前に出されたラーメンは、普通に美味しそう。スゴく美味しそう。これをラーメン通の基本として、まずはスープから。……おっ、確かにお酒の味がする! 正直、まるで想像のつかなかったラーメンとお酒のコラボだったけど、想像以上にイケます。
感想としては、お酒の風味が麺や野菜やチャーシューに絡みつくのが絶妙。味噌との相性も良いし、ノンストップに食が進んでいく。
「純米酒は香り付け目的で入れており、煮立った時点で飛んでいます。お酒の味を感じるのは、酒かすによるものです」(担当者)
なるほど。とにもかくにも、完食です。心なしか、体が熱くなっているのはラーメンを食べたからか。それとも、ラーメンにアルコールが含まれていたからだろうか?
ちなみにこのラーメン、アルコール分にしたら1パーセント未満だという。
「まぁ、基本的にお酒が弱い人は惹かれないですね(笑)。そういうお客様は、お米を使ったラーメンをご注文されます」(担当者)
当然、お昼ではなく夜に注文する人が大半。意外と、女性の注文客も多いらしい。
そんな、この『純米酒味噌ラーメン』は1月25日にオープンした同店の当初からの看板メニュー。
もう、“クセになる”という言葉がピッタリのラーメンと断言しちゃいます。味噌ラーメンの美味しさもありつつ、後味は甘酒にも似ている気がしました。
(寺西ジャジューカ)