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夢見る役者じゃいられないのか。映画(シャシン)屋たちの物語『デラシネマ』

夢見る役者じゃいられないのか。映画(シャシン)屋たちの物語『デラシネマ』
『デラシネマ』1巻 星野泰視/講談社<br />「蒲田行進曲」や「キネマの天地」をおもしろいと思った人なら絶対ハマる!<br />「デラシネマ」は「週刊モーニング」にてただいま連載中。
星野泰視の新刊が出た。タイトルは『デラシネマ』。表紙カバーには刀を振り上げた素浪人の絵が描かれている。時代劇だろうか?

カバーをはがすと、コミックス本体の表紙にも漫画が描かれている。黒々と『デラシネマ』というタイトルが付されたそれは、この作品(本編のほうね)が生まれた様子を解説した漫画で、じつはここですでに、この作品の元ネタというか、お手本にした作品のタイトルが明かされている。
その作品では、志を同じくする2人の男が、政界と裏社会、それぞれでの頂点を目指してのし上がっていくのだ。このスタイルを応用して星野泰視が描いているのが、今回の作品『デラシネマ』である。

『デラシネマ』の舞台は、昭和28年の京都。日本で年間10億人の観客を動員し、映画が“娯楽の王様”と呼ばれていた時代、京都太秦(うずまさ)には時代劇を中心に撮影する映画会社が数多く集まっていた。本作は、そんな太秦にある日本映画株式会社、通称「日映」を舞台にして繰り広げられる。

日映にはふたりの新人がいた。一週間前に入社したばかりの大部屋俳優・宮藤武晴と、同じく一週間前に入社したフォース助監督・風間俊一郎だ。このふたりが、一流の映画スターと一流の映画監督になることを夢見て悪戦苦闘していく。

かつての映画撮影所というのは、とにかく古い慣習にしばられ、人間の上下関係がガッチリと固まった縦社会だった。だからド新人が先輩に意見するなんて、たとえそれが斬新なアイデアだとしても、まるであり得ないこと。

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