アニメ系の専門店にはそれはもう超山積み、秋葉原では文字通り天井に届くほどうず高く積みあげられました。
一巻が出た頃はまさかここまで売れるとは思わなかったのか、一般書店も専門書店も完売して即増版という「まどか完売」っぷりを見せつけてくれました。
さて、とはいえ「コミカライズ」と聞いて二の足を踏むファンの方も多いと思います。アニメ見ているから今更コミックを読まなくてもなあ、とか。
今回は様々なタイプの人にあわせるため、勝手に選択肢方式でオススメしてみようと思います。
A、アニメはリアルタイムで見たけど漫画は買ってないよ。
B、漫画は買ったけどアニメは見てないor撮りためてるよ。
C、まだどっちも見てないけど興味あるからどうすればいいか迷ってます。
D、両方制覇済みです。
E、両方+外伝も同人誌も買いまくりですよ。
F、特に興味ないけどここまで全部読んだよ。
さて、あなたはどのタイプ?
自分のタイプのところにGO!
Aタイプ・しっかり堅実な、佐倉杏子タイプ
しっかりアニメはチェックしていたあなたは、パワフルながらもしっかりしている杏子タイプ。
テレビやオンライン放送などでアニメを見ているということは、ストーリーはもうご存知のはずです。
ならコミック版「まどか☆マギカ」は不要か?と言われると、むしろ是非読んでいただきたいところです。
というのも、コミック版はアニメの尺では語りきれなかった部分を補完する形が取られているからです。
アニメ版は見ての通り、スピード感あふれるストーリー展開とアクションの派手さが魅力的。その分、いくつか「色々な見方のできるシーン」が残されています。
この穴になっている部分を埋めてくれるのがコミック版。物語をしっかり知っているほど、漫画で読んだ時に新しい発見がたくさん出てくるはずです。
個人的には3巻の杏子が戦い終えた後に追加されているシーンを見てほしいです。これはアニメを見ていると心震える物ありますよ! あと個人的にはラストのほむらが……! おっと、これ以上は言えない!
Bタイプ・猪突猛進な、美樹さやかタイプ
とりあえず人気な漫画でストーリーを全部読んじゃえ! というあなたは、思い込んだら直進なさやかタイプ。
このコミック版のすごいところは、原作を知らなくても漫画単体でちゃんと作品になっている、というところです。
なので、コミックであらすじを把握してからアニメを見てみる、という流れは大いにありです。
ただ、コミック版だけで満足してしまうのは持ったいない。
まず、コミック版だけでは尺の関係でカットされているシーンがたくさんあります。
そしてアニメ版は、流れるようなアクション、声優さん達の絶叫に近い熱演、雰囲気を重視した特異な演出など、見所満載です。
たとえばほむらの最後の戦闘シーン、コミック版では色々テクニックを駆使していますが、アニメだと実際どう表現されるのかは本当に見比べて欲しいです。
あらすじは分かっていても、演出や音楽で楽しめる作品ですので、BDやニコニコ有料配信などで是非ご覧になってください。
6月18日にニコニコで日台同時一斉放送がありますので、その機会に見るのを強くオススメします!
Cタイプ・これからが待っている、鹿目まどかタイプ
まだどちらから見るか決めかねているけれども興味があって迷っている、そんなあなたは慎重なまどかタイプ。
個人的にはダイナミックな演出とドキドキをじっくり楽しめるアニメを見てからコミック版を読む、という順番がおすすめです。その順だと一通り楽しんだ後に、さらに細かい部分を掘り下げられます。
とはいえ、BDやDVDを全部予約していて、それが届くまで待てない!というのであればコミック版から入るのもありかとは思います。
一部分はコミックだけでは分かりづらいところが多いので、いずれにしても両方見るのがベスト。
BD・DVD発売待ちがしんどい場合は、Bでも書いたニコニコ一斉放送や、有料配信を見るのもいいかもしれません。
Dタイプ・用意周到で真面目な、暁美ほむらタイプ
アニメは全部視聴の上BD・DVDも購入、コミックスももちろん3巻とも買っているというあなたは、準備万端で挑むほむらタイプ。
両方持っている場合の楽しみ方として、アニメを再生しながらマンガ読むのがおすすめ。
あんなセリフこんなセリフ、「まどか☆マギカ」には名セリフがいっぱい詰まっています。
「未来の後輩にカッコ悪いとこ見せられないもの!!」「食うかい?」「訳が分からないよ」などなど。個人的にはまどかの「クラスの皆には内緒だよ?」が大好きですね!
このあたり、描写やアングルがまったく異なっていながら、セリフは忠実に再現されていますので、実際に再生しながら読むと「新しいまどか」を見ているような面白さが発見できるはずです。
セリフを覚えたらこっそり日常会話でも使ってみましょう。聞いて反応した人がいたら、その人はまどか仲間です。
また、アニメにあってコミック版では削られたシーン、コミック版になってから追加されたシーンを比較してみることで、キャラクターの感情が一際豊かに感じられるはずでしょう。
アニメを見た後にマンガを読むとほむらと同様ループしている気分になるかもしれませんが、ちょっとだけ違う両者の違いが「楽しみ」のひとつになるだけの価値があるような描き方になっています。
「魔法少女まどか☆マギカ」は終わらない! スピンオフ「かずみ☆マギカ」「おりこ☆マギカ」が面白い
あわせてスピンアウト「おりこ☆マギカ」とスピンオフ「かずみ☆マギカ」も読んでみましょう。
Eタイプ・通で先輩な、巴マミタイプ
アニメ・マンガ・外伝はもとより、キャラ原案の蒼樹うめの非公式同人誌もバッチリ持っていますという筋金入りのファンなあなたは、先輩肌で魔力の高いマミさんタイプ。
もうここで説明するまでもなくマギカワールドを楽しんでいるはずだと思います。
是非円環の理を悟り、ティロ・フィナーレしてください。
Fタイプ・読んでくれてありがとう、キュゥべえタイプ
君には魔法少女の素質があるようだね。
だから、ぼくと契約して魔法少女になってよ!
(たまごまご)