『アゴなしゲンとオレ物語』や『やりすぎコンパニオンとアタシ物語』の平本アキラがヤンマガに帰ってきた。
新作の名は『監獄学園（プリズンスクール）』。
むむ、今までのギャグ漫画に比べてなんだか物騒なタイトルだな。
アフタヌーンでやってた『俺と悪魔のブルーズ』みたいなシリアス漫画になるのか？
ってか新作もいいけど『俺と悪魔のブルーズ』も早く再開してほしい。アメリカの禁酒法時代を舞台に悪魔との契約でギターの才能に目覚めたブルーズマンと黒人差別を題材にしたちょっとミステリアスな漫画だったので、あの下ネタギャグ漫画家の平本アキラが描いたなんて思わなかった。
実際、人に教えられてから慌てて「アフタヌーン」で確認して驚いた。平本がこんな高い完成度でシリアスが描けるなんてと。
伝統ある全寮制の女子高だった私立八光学園（はちみつがくえん）は今年度から男子を入学させる事になった。
しかし入学した男子はたったの５人、全校生徒は１０２１人。つまり男女比２００：１！
うわー、肩身狭い。
ここまで極端だとお互いに近づきづらいっていうか何しても目立っちゃうから気まずい！
ギャルゲーとかなら都合よく幼馴染とか元気いっぱいの女の子とかがいて話しかけてくれたりするけどこの漫画だとそういうの一切無いし。
主人公キヨシも「あぁ……授業が1番緊張する……。羞恥プレイもいいとこだよ。」と萎縮。
しかし、ひょんな事からキヨシはクラス１の美人、千代ちゃんと相撲観戦に行く約束をする。
きたぞ！ ここからどんどん女子とも仲良くなっちゃったりしてさ、そんで『ToLOVEる』とか『魔法先生ネギま!』みたいなお色気展開くるんだろ？
と、思ったら女風呂をのぞいたのがバレて男子は全員裏生徒会に捕まってしまう。
どんどん女子から遠ざかるよ。ってか裏生徒会ってなんだ！
デート控えてるのに何やってんだキヨシ。
モテない男ってすぐ神様がくれたチャンスを棒に振るってホームランするんだから！
キヨシ達は校内の懲罰棟（プリズン）に1ヶ月の懲役を命じられる。
学校の中に牢獄？ なんでそんなものが青春の１ページに！？
生徒会長いわく「この懲罰棟は我が校伝統の生徒構成プログラムですからね」との事。
学校ぐるみで生徒を監禁なんてシャレにならん。
「親に掛け合って教育委員会とかにかけあってもらう」と主張する男子。
「ご自由にどうぞ」
「え……いいの？」
「もちろんです」
「自分の口から親御さんに言いなさい、ノゾキで捕まりましたとね。本当なら退学のところを校内で謹慎になったと」
そんな風に言われたら従うしかないよー！
あぁむしろ親にバレないだけこの制度が良心的に思える……。
そもそもこの裏生徒会とはなんなのか。それは
黒髪ロングのすらっとした生徒会長、カラス使いの万理。
ちょっとキツめの巨乳メガネな副会長、白木芽衣子。
背の低いゆるふわ系の書記、緑川花。
という校内の女子にも多数のファンがいるという美女軍団。
って、あれ？ 悪くないんじゃない？
もしかしたらこの子達とお色気展開になるんじゃないのー。ねぇねぇそうなんでしょ。
ええい、いい加減その甘ったれた考えは野良犬にでも食わせちまえ。ここは監獄なのだ。
許可なく喋れば差し棒で叩かれ、作業でミスをすればヒールで踏まれてツバを吐きかけられる。挙句の果てには靴を舐めろと命令。
比較的優等生で罰の少ないキヨシもさすがに憤りを覚え「やりすぎだろう、そこまでする理由があるなら教えろよ」と一喝。
仲間のために、かっこいいぜキヨシ。
と、思いきや仲間からぶつけられたのはお礼ではなく「もう話しかけないでくれ」の言葉。
「なんだよお前ら。
「あぁ悔しかったよ！ 会長のクツがナメられなくってね！！」
「オ……オマエらまさか……喜んで……」
「まさかはコッチのセリフでゴザーーーール！」
「あんなキレイな女子にイジメられて喜ばない男子がいるとは驚きでゴザル！！ 小生あんな間近で女子のおみ足おパンティを見たのは初めてだったでゴザーール」
あぁ、こいつら男らしいなぁ。悪い意味で。
それでだんだんキヨシもそっちに目覚めてきちゃうんだけど、徐々にお仕置きはエスカレート。
かかと落としで頭蓋骨陥没。集めさせた山盛りの四葉のクローバーごと手刀で机を真っ二つ。眉間にキック。
あぁ、でも踏まれる時は目線はパンティ。
挙句の果てには生徒会長の父である理事長がエロ画像を見てたのがきっかけで土日の自由時間も取り消し。
ひどすぎるよ！ 最後のは男子達関係ないじゃん！
このままじゃキヨシは千代ちゃんとデートに行けなくなっちゃう。
なんとかしてこの監獄から抜け出さないと！
恋に障害はつき物、って言っても監獄入りは障害すぎるよ。
まぁキヨシは障害があろうが恋してるってだけで高校生活充溢してるよね。
僕なんて高校時代、女子と色恋イベントなんてなかったもの……。
監獄に入っても……恋、したかったな……。
今秋には『やりすぎコンパニオンとアタシ物語』も実写映画化するので、平本ファンとしては、そちらも気になるところ。（渡りに船）
新作の名は『監獄学園（プリズンスクール）』。
むむ、今までのギャグ漫画に比べてなんだか物騒なタイトルだな。
アフタヌーンでやってた『俺と悪魔のブルーズ』みたいなシリアス漫画になるのか？
ってか新作もいいけど『俺と悪魔のブルーズ』も早く再開してほしい。アメリカの禁酒法時代を舞台に悪魔との契約でギターの才能に目覚めたブルーズマンと黒人差別を題材にしたちょっとミステリアスな漫画だったので、あの下ネタギャグ漫画家の平本アキラが描いたなんて思わなかった。
実際、人に教えられてから慌てて「アフタヌーン」で確認して驚いた。平本がこんな高い完成度でシリアスが描けるなんてと。
伝統ある全寮制の女子高だった私立八光学園（はちみつがくえん）は今年度から男子を入学させる事になった。
しかし入学した男子はたったの５人、全校生徒は１０２１人。つまり男女比２００：１！
うわー、肩身狭い。
ここまで極端だとお互いに近づきづらいっていうか何しても目立っちゃうから気まずい！
ギャルゲーとかなら都合よく幼馴染とか元気いっぱいの女の子とかがいて話しかけてくれたりするけどこの漫画だとそういうの一切無いし。
主人公キヨシも「あぁ……授業が1番緊張する……。羞恥プレイもいいとこだよ。」と萎縮。
しかし、ひょんな事からキヨシはクラス１の美人、千代ちゃんと相撲観戦に行く約束をする。
きたぞ！ ここからどんどん女子とも仲良くなっちゃったりしてさ、そんで『ToLOVEる』とか『魔法先生ネギま!』みたいなお色気展開くるんだろ？
と、思ったら女風呂をのぞいたのがバレて男子は全員裏生徒会に捕まってしまう。
どんどん女子から遠ざかるよ。ってか裏生徒会ってなんだ！
デート控えてるのに何やってんだキヨシ。
モテない男ってすぐ神様がくれたチャンスを棒に振るってホームランするんだから！
キヨシ達は校内の懲罰棟（プリズン）に1ヶ月の懲役を命じられる。
学校の中に牢獄？ なんでそんなものが青春の１ページに！？
生徒会長いわく「この懲罰棟は我が校伝統の生徒構成プログラムですからね」との事。
学校ぐるみで生徒を監禁なんてシャレにならん。
「親に掛け合って教育委員会とかにかけあってもらう」と主張する男子。
「ご自由にどうぞ」
「え……いいの？」
「もちろんです」
「自分の口から親御さんに言いなさい、ノゾキで捕まりましたとね。本当なら退学のところを校内で謹慎になったと」
そんな風に言われたら従うしかないよー！
あぁむしろ親にバレないだけこの制度が良心的に思える……。
そもそもこの裏生徒会とはなんなのか。それは
黒髪ロングのすらっとした生徒会長、カラス使いの万理。
ちょっとキツめの巨乳メガネな副会長、白木芽衣子。
背の低いゆるふわ系の書記、緑川花。
という校内の女子にも多数のファンがいるという美女軍団。
って、あれ？ 悪くないんじゃない？
もしかしたらこの子達とお色気展開になるんじゃないのー。ねぇねぇそうなんでしょ。
ええい、いい加減その甘ったれた考えは野良犬にでも食わせちまえ。ここは監獄なのだ。
許可なく喋れば差し棒で叩かれ、作業でミスをすればヒールで踏まれてツバを吐きかけられる。挙句の果てには靴を舐めろと命令。
比較的優等生で罰の少ないキヨシもさすがに憤りを覚え「やりすぎだろう、そこまでする理由があるなら教えろよ」と一喝。
仲間のために、かっこいいぜキヨシ。
と、思いきや仲間からぶつけられたのはお礼ではなく「もう話しかけないでくれ」の言葉。
「なんだよお前ら。
オマエ泣いてんじゃねーか。やっぱ悔しかったんだろ！？」と声を荒げるキヨシ。
「あぁ悔しかったよ！ 会長のクツがナメられなくってね！！」
「オ……オマエらまさか……喜んで……」
「まさかはコッチのセリフでゴザーーーール！」
「あんなキレイな女子にイジメられて喜ばない男子がいるとは驚きでゴザル！！ 小生あんな間近で女子のおみ足おパンティを見たのは初めてだったでゴザーール」
あぁ、こいつら男らしいなぁ。悪い意味で。
それでだんだんキヨシもそっちに目覚めてきちゃうんだけど、徐々にお仕置きはエスカレート。
かかと落としで頭蓋骨陥没。集めさせた山盛りの四葉のクローバーごと手刀で机を真っ二つ。眉間にキック。
あぁ、でも踏まれる時は目線はパンティ。
挙句の果てには生徒会長の父である理事長がエロ画像を見てたのがきっかけで土日の自由時間も取り消し。
ひどすぎるよ！ 最後のは男子達関係ないじゃん！
このままじゃキヨシは千代ちゃんとデートに行けなくなっちゃう。
なんとかしてこの監獄から抜け出さないと！
恋に障害はつき物、って言っても監獄入りは障害すぎるよ。
まぁキヨシは障害があろうが恋してるってだけで高校生活充溢してるよね。
僕なんて高校時代、女子と色恋イベントなんてなかったもの……。
監獄に入っても……恋、したかったな……。
今秋には『やりすぎコンパニオンとアタシ物語』も実写映画化するので、平本ファンとしては、そちらも気になるところ。（渡りに船）
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