以前コネタで、ペットの心にグッと近づく助けとなる測定パッチを紹介しました。犬猫たちはペットなんかじゃない、家族の一員。
だから彼らの心を知りたい、十分コミュニケーションを取りたい。そんな方々の興味を引く商品だったのではないでしょうか。

ではここで質問です。ペットの心を知る術を得たとしましょう。しかし自分のことはお分かりですか。つまり自分自身の心とからだは元気ですか。リラックスしていますか。

ストレスとは、知らない間にため込んでいるものです。悪いストレスは、それが病気の要因となることだってあります。日々のストレスケアを怠れません。

自分のストレスと向き合ってみることが、ストレス解消の第一歩となるということで、ライフケア技研株式会社が提案する商品があります。「リラックス度チェッカー」です。


「リラックス度チェッカー」は、現在のストレスの度合いがわかる仕組みになっています。手のひらに3分貼るだけで簡単チェック。ストレスの度合いをカラーインデックスで判定するのです。ちなみにストレスが多いとピンク色に変化します。

測定原理は、ストレスと発汗量の相関性です。ストレスによって緊張や興奮を感じると、自律神経が血管を収縮させて、発汗量が増加します。当然、手のひらも汗をかきやすくなります。この現象に着目し、発汗量の変化からストレス度を判定するのです。

開発の背景についてうかがうと、
「ライフケア技研では、先に販売している皮膚の水分蒸発量(TEWL)を測定するパッチ、『皮膚水分チェッカー』で、手のひらの精神性発汗量を測定できることがわかりました。
『手に汗を握る』のたとえから、チェッカーで精神性発汗量を調べることによって、ストレスの度合いを測定できるのではないかと考えたんです」と担当者。

実際、約500人の大学生、大学職員、一般社会人などによる臨床試験を実施した結果、暗算などのストレス負担時の心電図と、手のひらからの発汗量の間に有意な相関性のあることが確認されました。

9月下旬には、目盛りで測定できるタイプの新型「精神性発汗量測定チェッカー」が販売される予定です。
1枚が100円前後のお手頃価格なので、多人数で測定する場合、たとえば、メンタル面の健康に取り組みを見せている大企業や学校で活躍しそうです。なによりも家で、また友だちと一緒に、精神面のセルフケアに、色が変わるのを楽しみながら!? 利用してみてはいかがでしょうか。案外知らない自分の一面を見つけることができるかもしれません。

ちなみに、ストレスがたまっているに違いないと思っていた筆者の測定結果は、色で表現すると青。つまりストレスレス。「ストレスがたまっているんだから、勘弁してよ」という言い訳が、通用しなくなってしまったのでした。
(W. Season/studio woofoo)
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