現在放映中「スマイルプリキュア!」から星空みゆき/キュアハッピー役の福圓美里、日野あかね/キュアサニー役の田野アサミ、黄瀬やよい/キュアピース役の金元寿子、緑川なお/キュアマーチ役の井上麻里奈、青木れいか/キュアビューティ役の西村ちなみ。
ひとりずつ変身台詞で自己紹介をしていくなか、金元寿子は「ちょっと遊びましょう」と前フリ。
「ピカピカぴかりんじゃんけんポン♪」
「今日のぴかりんじゃんけんはチョキでした。私に勝った人は今日一日スーパーラッキー」
変身時に毎回じゃんけんをするキュアピース。
「うおー! うおー!」
ちょっと野太い声が聞こえる気がするけど、気のせいだろう。プリキュアへの変身がまるでアトラクションのようだ。
ステージでは、前列が声優、後列がプリキュアという立ち位置になっていた。
「自分たちが立っていると、プリキュアたちが見えないですよね」
マイクをもったまま腰をかがめた福圓にあわせ、スマイル声優陣による中腰トークがしばらく続いていたが「なにをやっているんでしょうね」と苦笑しながら体勢を戻した。
「NewStage」は「スマイルプリキュア!」としてははじめての映画。アフレコも、テレビシリーズの2、3話くらいで収録しているため、なかなか感じが掴めず、最初は息が合わなず苦労。特に、5人全員集合時の決め台詞「5つの光が導く未来、輝けスマイルプリキュア!」は6回は録り直したそうだ。今回、披露した決め台詞ではぴったり息も合っていて、言い終えたあとにはプリキュアたちともハイタッチで喜んでいた。
田野が「人数が多いから酸素が薄くなって、何度かドアを開けました」とアフレコ時の様子を語り、「私はずっと首の頚椎がいたかったんですよ」と首を抑える福圓。かなり力の入ったアフレコだったようだ。
現場では先輩プリキュアたちから、決め台詞の言い方などを教えてもらっていたという「スマイル」の面々。ここで前シリーズ「スイートプリキュア♪」から、北条響/キュアメロディ役の小清水亜美、南野奏/キュアリズム役の折笠富美子、黒川エレン/キュアビート役の豊口めぐみ、調辺アコ/キュアミューズ役の大久保瑠美が登壇。「スマイル」の5人は映画の登場アイテム、デコルミラクルライトを振って出迎える。
「届け! 4人の組曲! スイートプリキュア!」
自己紹介のとき、自分たちは後ろに下がり、客席からプリキュアの姿が見えやすいように位置調整をしていた。さすが先輩の余裕。
「1年前(「DX3」)は新人プリキュアだったのに、いまは先輩ポジションということに驚きです」。1年ぶりにオールスターズに戻ってきた小清水。
これからチームとしてやってくために必要なアドバイスを求める「スマイル」チームに、「スイート」から、なぜか最年少キュアミューズ役の大久保が答える。
「一番歳の若い、9歳からのアドバイスですが、収録現場にあるお菓子を仲良くつつくことだと思います」。
「ありがとうございます、先輩!」と頭を下げる「スマイル」チーム。
「うちはミューズが一番しっかりものだよね、どうだい母さん」と小清水父さん。そういえば「映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪」の舞台挨拶のときにも言っていたなあ。メロディが父親、リズムが母親、ビートが長女でミューズが次女だ。
「スマイル」もそれを見習おうということになり、井上が考えた家族構成は「マーチがお父さん、ビューティがお母さん、ハッピーとサニーが娘で、ピースがペット」。人間じゃないことにショックを受ける金元に、田野は「ピース、泣いたらアカンで!」と励ましていた。
そろそろ舞台挨拶も終了かとおもいきや、サプライズゲスト!
歴代「プリキュア」シリーズの主人公、キュアブラック、キュアブルーム、キュアドリーム、キュアピーチ、キュアブロッサムが登場。客席を巡りながらステージ上へ。
ここで、恒例のフォトセッションかな……と思ったら、え、まだあるの!?
映画オリジナルキャラクター、坂上あゆみ/キュアエコー役の能登麻美子とフーちゃん役の熊田聖亜が登壇。熊田は「プリキュア」では初の子役(10歳!)。
声優11人とプリキュア14人の総勢25人が大集合。おのれ、なんて数だ!
「今回、『プリキュア』という有名な作品に参加させていただいて光栄に思っています。内容もすごく感動するお話だったと思います。
おお、ボケた……。前回、「NewStage」と横浜市のタイアップキャンペーン「横浜でプリキュアに会おう!」(開催期間3月10~4月8日)のキックオフイベントのときにも書いたが、やっぱり恐るべき熊田聖亜。
能登も「聖亜ちゃんそのものがフーちゃんに見えてくるくらいとてもピュア。なにかわからないことがあったら聞いてね、と言ったんですけど、その必要はまったくなかったです。いっしょにお芝居ができて嬉しかったです」と絶賛していた。
「『NewStage』としてオールスターズに帰ってこれたことがうれしい。これからも『プリキュア』みんなを応援してください」と、「スイート」を代表して小清水。
最後に、「たくさんのプリキュアたちに支えられて映画が公開されてうれしく思っています。劇場だけでなく、テレビの前でもミラクルライトを振って応援してください!」と、「スマイル」を代表してコメントした福圓がライトを大きく振っていた。
「NewStage」の梅澤淳稔プロデューサー、志水淳児監督インタビューを、エキレビ!で近日公開予定です。お楽しみに。
(加藤レイズナ)