まん丸でアニマル柄という変わったデザインのコンパクト体重計『シングルステップスケール Animal circle BGO-14』(阪和)がそれで、なんと手のひらサイズ。片足を5~8秒載せるだけで測れるもので、測り終わるとサイドのランプが知らせてくれる。電源は7キロ以上の重さで自動オン、測定後約5秒で自動オフになる。
機能もさることながら、キリン、シマウマ、ウシの3種類の柄が目立つ。なんでまたこんなデザインになったのか。
「コンパクトがひとつの大きなポイントですが、それに楽しさを加えようと思いました。そこで、単純な一色のヘルスメーターとしてではなく、“あげる・もらう・つかう”という3つの場面で消費者に少しでも笑顔になってもらうためにこのような工夫を凝らしました」(阪和)
確かにこれらの柄、意表を突いている。一見してまさか体重計とは思うまい。
柄にばかり気をとられてしまったが、やはり手のひらサイズというのが大きな特徴であろう。
「コンパクトな製品は多くの消費者に求めらています。が、コンパクトであるがゆえに片足計測中に若干体が不安定になります。
なるほど、「バランスのいいコンパクトさ」ということか。
ところでそのコンパクトさを生かしたお勧めの使い方、シチュエーションは?
「バスルームやリビングの床に置かれることが普通である体重計ですが、玄関の棚など目立つところに置いてもらって、いつもの生活に驚きと彩りを加えながら、使ってもらえればと思っています」(同)
「驚きと彩り」を与えてくれる体重計。あるようでなかなかないもの。従来の常識では“測れない”体重計だ。
(羽石竜示)