春になり、これからだんだん暖かくなってくると、冷たい飲み物の本格的な出番。ビール、ワイン、炭酸ソフトドリンクなどなどキンキンに冷えた状態でクゥッと飲み干したいもの。
だが、冷蔵庫や自販機から出てきてからしばらくすると当然ながらだんだんぬるくなってしまう。この残念な状態をなんとかすべく開発されたアイテムがある。冷たい飲み物大好き人間は必見!

それは、『ドリンククーラー アイスクール』(アーネスト)で、高さのあるコースターにも見えるが、実は中に保冷剤と断熱材が入った容器なのだ。本体に飲み物の瓶、缶、を挿入して使用。同製品本体を約3時間冷凍庫で凍らせ、冷えた瓶、缶飲料を入れると約2時間以上ドリンクの飲み頃温度をキープできるほか、表面の結露を防ぐ効果もある。基本的に瓶ビール、ワイン対応だが、ほかにも500ミリペットボトル、缶飲料、コップなどにも付属のアダプターを付けることで使える。

さて、どうしてこのような製品を開発するにいたったか、同製品の開発に携わったアーネストの社員さんに聞いてみた。
「私自身アルコールが大好きで、じっくりと味わって飲むほうなので、とくにビールは最後のほうになるとぬるくて不味くなって捨ててしまうことがたまにあります。また、宴会などで上司にぬるいビールを注ぐのは心苦しいです」
そんな背景があり、“最後までおいしく飲みたい”という強い気持ちからこのような製品が生まれたそうだ。

さて、製品特徴に話を戻そう。ちょっと気になる付属のアダプターリング、これって保冷に必要なの?
「この商品は瓶ビールサイズに合わせて設計されたものですが、缶ビールサイズやペットボトル、グラスにも対応させたかったので、すき間をなくすためにアダプターをセットしました。これにより冷気が逃げにくくなり、保冷効果をアップすることができました」
容器の安定性の確保だけではなかったのですね。


ところで、中に入っている保冷剤には寿命はあるの?
「保冷剤メーカーによると基本的には何回でも使用できるそうです。が、中身のゲル剤が光や熱で粘度が低下するため、使用頻度・環境によって寿命があります。使用頻度によって異なりますが、3年くらいが目安ということです」
安全性の点は?
「万が一保冷剤の袋が破れても、内蔵物は赤ちゃんのオムツにも使用されている吸水ポリマーなので基本的に安心です。また、しっかりとした本体ボディで囲まれているので容器外部への漏れの心配はありません」

安心して冷え冷えのドリンクがいつでも飲めるわけだ。暑い夏が待ち遠しくなってきた。
(羽石竜示)
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