色んなメーカーから「シルク寝袋」が販売されているが、どれもコンパクトで軽量なのが特徴。アウトドアグッズなどを販売するEストアーの担当者に話を聞いた。
シルク100パーセントの寝袋というと高級なイメージがあるが、同店で販売する「シルク寝袋 Cocoon(コクーン)」(定価13,440円 税込)は、提携先の通販も入れると月に250~300個を売り上げるヒット商品だという。なぜそんなに人気があるのだろうか。「私たちの身体からは1日約2リットルの水分(汗)が出ています。シルクは、この水分を早く吸収して外気に放出する機能(透湿性)に優れています。吸水性でシルクは綿の約1.5倍もあり放湿性も綿に遜色がありません」(同社担当者)。
シルクは肌触りや着心地はもちろん、保温性や通気性にもすぐれ夏は涼しく冬は暖かいのが特徴だ。通常、寝袋というと快適に眠れなさそうなイメージがあるかもしれないが、このシルクの快適さが人気を後押ししているのかもしれない。
Cocoonは約160グラムと軽量で何よりもコンパクトだ。使い方はいたって簡単。
「寝袋といえばキャンプに利用する印象が強いと思いますが、寝袋の中やベッドシーツに入れるインナーとして使われたり、若い人を中心に移動中に一枚で使用する人も増えてきているようです」。購入者の中には車での移動やビジネスホテルなどで使用しているという人もいた。私も旅行先でたまにあるのだが、宿泊先のシーツが肌に合わない、ブランケットの肌触りが肌にチカチカと引っかかり気になる……などの悩みも解消してくれるに違いない。シルク寝袋、私の旅アイテムの仲間入り決定。
(山下敦子)