著者は、梱包部材の「プチプチ」をつぶす感触を何度でも楽しめるおもちゃ『∞プチプチ』、枝豆を皮からつまみ出す感触を味わえる『∞エダマメ』、自分の名前が商品名となった2人対戦ゲーム『瞬間決着ゲーム シンペイ』、スマホと連動したボードゲーム『絶叫! おばけ屋敷ゲーム』などのヒット商品を生み出している、バンダイ、プレイトイ事業部の高橋晋平さん。
高橋さんの仕事はおもちゃの企画を出すこと。毎日毎日おもちゃに関するアイデアを出していかなければならない。本書は、アイデア出しに苦しんでいた経験から生み出した究極の発想術「アイデアしりとり」を紹介した書籍。
「ボツネタキングの私のようなごく普通の人間でも、1000個に1個は『最高のアイデア』が出せる発想術です」
「アイデアしりとり」が生まれたきっかけのひとつが『∞プチプチ』の大ヒットだった。
「それまでは『いいアイデアを出さなければ!』と意気込んで苦労していたのですが、たんなる偶然の思いつきで生まれた『∞プチプチ』がヒットしたときに、アイデア出しは“テキトー”でいいんだと思いました。質にこだわらず量を出していけば、いい企画につながるアイデアが出る確率が高まるということを実感しました」
さらに契機となったのが、病気による休業。ストレスからか、病気で身体が動かなくなり休職することに。両腕からの痛みが全身へ広がっていき、寝たきりの状態が続く。復帰できたのは1年半後。高橋さんはこんな状況の中でも「いつかまたおもちゃを作る仕事に戻りたい」という気持ちから、寝たきりのままでもアイデアを考えられるようにボイスレコーダーを使ってしゃべったことをメモするように。そんな中から何気なく始めたのが、“しりとり”を使うという方法。