なぜか、知り合いから「あれ、キスマーク付いてるよ?」と頻繁に指摘される時期があった。私には、全く身に覚えがないのだけれど。
どうせ、蚊に刺されたか何かが真相なんだよな……。俺は、蚊には好かれるんだよ。

ところで、本物のキスマークについてはどうか。例えば、オフィス内で同僚の首元に赤い痕が見えたとしたら……。ドキッとしますよね。それを「うらやましい!」と思うか、それとも「うわ、恥ずかしいなぁ」と思うのか?
その点について、探りが入っています。セクシャルヘルスケアを扱うショップ「エルシーラブコスメティック」は、今年の7月に「キスマークを付けられるのは好きですか?」(女性対象)というアンケートを実施。結果、「好き」という答えは83.2%で「嫌い」回答は16.8%だったみたいです。
では、「好き」と回答した女性の意見にスポットを当ててみたい。なるほど、多くの女性は、キスマークのことを「愛されてる証です」、「一人のときも相手の事を思い出せる」と捉えている模様。女性にとって、キスマークはまんざらでもないようだ。
とはいえ、好きと答えた人も「目立つ所には控えて欲しい」、「だらしないと思われそう」という意見が大半で。
愛し合った記録は、やはり自分と彼だけの秘密にしたい。「付けて欲しいけど見られたくない!」という気持ちも理解できます。

そこで同店は、もっと行く。なんと、キスマークの消し方を独自に調査したらしいのだ。すると、どうやらこんな情報に行き着いたという。
そもそも、キスマークは医学用語で「吸引性皮下出血」と呼ぶそう。実は医学的には軽いケガとして扱われるようだ。そしてキスマークの消し方として、以下の5つが挙がっている。
・血液の循環をよくするため、患部を蒸しタオルなどで温める。その後、スライスしたレモンを当てる(またはレモン汁をかける)
・馬肉(なければ牛肉か豚肉)を2時間おきに替え、一晩患部に乗せる。馬油がなければ化粧品などで馬油成分の入ったクリーム類でもOK
・内出血用の軟膏に含まれるヘパリン類似物質が血行を良くするため、塗ってマッサージをする
・コンシーラー、ファンデーションを指でたたき込むように塗って隠す
・タートルネックのような首まである服や、スカーフ、絆創膏で隠す
ありがちなのは、ファンデーションを塗ったり髪やスカーフで隠す方法。でもこれでは完全に消えたワケじゃないし、毎日同じ方法で隠すのはなかなかに大変だ。


そこで、同店は“隠す”以外の上記の方法をガチで実験してくれています。今回試したのは「スライスレモン」、「生肉(豚肉を使用)」、「馬油」、「軟膏薬」の4種類。果たして、どの方法が一番早く消えるのか!?
ちなみに、実験手順は以下となります。
1. 腕にキスマークを5つ付ける
2. それぞれのキスマークにスライスレモン(蒸しタオルで温めてから)、生肉(豚肉を使用)、馬油、軟膏薬の4種類を乗せて(または塗って)1時間放置する。
3. 1時間後に経過を観察

……そして、1時間経過。さて、結果はどうなったんでしょう?
「一番薄くなったのは軟膏薬でした。ただ塗っただけだったのに、少し薄くなってびっくりです。さすが薬ですね!」(スタッフK)
「私が一番良かったのは馬油でした。塗った瞬間から、何だか染み込んでくるような実感がありました。塗り心地も滑らかなので、良かったです」(スタッフS)
「意外にも私はレモンが一番良かったです! ちょっとピリピリしましたが、薄くなった気がします。レモンが落ちないようにテープでしっかり留めていたので、輪切りの後が腕に残ってちょっと可愛かったです」(スタッフB)
どうやら、人によって合う方法はそれぞれ異なるようだ。いや、これがわかっただけでも大発見!

実は、この実験には後日談がある。
この日の夜の話。スタッフSはシャワーを浴びている際に「腕のキスマークを早く消したい!」という思いから、消えなかったキスマーク部分にお湯に当てつつ何となく指で強めにマッサージしていたという。そしてお風呂から上がり、ふとその腕に目をやると。「き……消えかけてる!?」
夜も馬油を塗った箇所にさらに塗った状態で寝たというのだが、朝起きるとシャワーを当ててマッサージしたキスマークの方が消えていたそうなのだ。温めて血行を良くし、マッサージすることで内出血が改善されていったのだろう。シャワーも、キスマークの消し方として有効だと判明!

同店は、こう結論付けています。
「キスマークの消し方で最も効果があったのは“シャワーを当てて指で強めにマッサージする”方法。そして、その他の方法も併用するとより効果的。ただ、人によって合う方法は異なる」

もしも機会が訪れたならば、私も「どのキスマーク消去法が自分に合うか」を試してみたいよ!
(寺西ジャジューカ)
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