ぼくはねぇ、アスカ派!
17年越しの恋をしています。届きません。
11月17日から上映される『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』にあわせて、今週と来週『金曜ロードSHOW!』では『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が放映されます。
タイトルは、雅楽や能や剣術などで使われる「序破急」からのもの。でもここで終わらず2013年に『?』が公開されるのがエヴァ流。
謎かけてきますねえ。
今晩放送される『序』は、1995年放送のテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のヤシマ作戦までを、アレンジしながらリメイクした作品。
最序盤こそテレビと似ていますが、どんどん話は変わっていき、クライマックスのラミエル戦では全く別のものになっています。
ラミエルはTV版では第5使徒。新劇場版では第6使徒です。
アスカは出て来ません。
新劇場版のシンジ君の最大の特徴は、前向きで、困難に挑む少年になったこと。
いやそりゃTV版の時から、ありえないような条件を提示されて死の危険と隣合わせで戦うとか、おっかねーんですよ。そりゃ逃げるよ。
けれども、劇場版ではさらに過酷に彼が向かい合っている状態をリアルに描写し、それでもなお顔をあげるようになったシンジが描かれます。特に『序』では、「逃げてイイ、はやく逃げて!」と思うくらいまで追い詰めてきます。
旧TV版を見ていたファンからは「あれはシンジくんじゃなくて『シンジさん』だ」と、劇場公開時にネットで言われていたものです。