ご存知で無い方のために、一番最初の元ネタを紹介いたしましょう。食べログのグルガオンというお店に関して書かれたレビューです。
●インド料理大好き男に「どこの店が好き?」と訊ねられたとき、女はどう答えたらいいの?
このあふれんばかりというか、あふれちゃっているのではないかというカレー愛と、豊富な知識。そして流れるような文章。素晴らしいです。カレーがそれほど得意で無い人でも一気にカレーを食べたくさせる破壊力を持っていますね。
同じようなネタとして、やる夫で学ぶシリーズを思い出すと言えば言い過ぎでしょうか。でも、この「大好き男に」シリーズはそれぞれ趣味に特化している分、なかなか参考になったりします。もちろん違う意見を持っている人もいるでしょうけどそこはそれ。ツッコミを入れたり、自分はこうだと思うバージョンを書いてみたり、読み物として楽しみましょう。
何故このコピペが流行したのか。実は、その流行の一端に僕も少しだけ関係していたりします。
そうしたらそれを読んだ別の友人が勢いのまま一気に書き上げたのがこちらのボードゲーム大好き男のネタになります(書いた友人とはボードゲーム仲間なのです)。
●ボードゲーム大好き男に「どのゲームが好き?」と訊ねられたとき、女はどう答えたらいいの?
その後、このコピペに触発されたのか次々と作品が生み出されていきました。おそらく順番としては、ラノベ編、ロキノン編、少年漫画編、日本酒編でしょう。そこからさらに数が増えていき、今ではたくさんのネタが書かれています。
以下、順不同に羅列になりますが、現時点で把握できているものを列挙してみます。
ポーカー編、筋トレ編、プログラミング編、任天堂編、クラシック編、推理小説編、東方祀爭録編、TCG編、競馬編、ガンシュー編、テトリス編、ファッション編、2ch編、リンカーン映画編、サッカー編、イニエスタ編
まだまだあるかもしれませんが、「大好き男に」というキーワードで検索して出てきたのは(執筆時点では)これだけでした。
果たしてこれが一世を風靡した吉野家コピペや、やる夫で学ぶシリーズのように育っていくかはわかりません。でも、色々と勉強になることが多いので個人的にはどんどんさまざまなシリーズが作られていって欲しいと思います。
(杉村 啓)