現実でありながらファンタジーのようなこのアニメ、自分が見て一番最初にもった感想は「妹がかわいい」ってことでした。
「にい兄さま!」って呼び方にやられました。ぼくも「たま兄さま!」って呼ばれたい。
叱られたい。
さて、『風立ちぬ』を見る際、知っておくと面白さが増すポイントを幾つかあげておきます。
ネタバレはないです。知っているとほんのちょっとだけニヤっとできる10の項目です。
1・素晴らしいメガネ描写
主人公の堀越二郎は、メインビジュアルにもあるように分厚い瓶底メガネをしています。
で、この絵だけで、光の屈折の関係で、メガネによって顔の輪郭が歪んで見えているのがわかります。
これが全編に渡って描かれています。顔の輪郭、目、眉毛がメガネ部分、ずれています。
すごく地味ーな演出なんですが、これほとんどのマンガ・アニメでは行われない手法。
なんせめんどくさい。いちいちずらさないといけないし、角度によって変わるし。
しかし、堀越二郎というキャラを見る時にこれ、割と重要なパーツになっているので要チェックです。
特に菜穂子と会ってから。メガネを外すのはあるシーンだけです。
2・シベリヤ
とあるシーンで「シベリヤ」というお菓子が出てきます。
これ何かというと、カステラの間に羊羹または餡が挟まっているもの。とかした羊羹をカステラの上に流しこんで固めます。
名前の由来は「永久凍土のように層状だから」という説が有力ですが、定かではありません。