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「そして父になる」 涙が止まらない。傲慢なエリート福山雅治が悩み苦しみ

       
6年間育てた息子は、病院で取り違えられた他人の子だった。
観終わって、電車に乗って、パンフレットを眺めていると、また涙がこぼれおちてきた。

是枝裕和監督『そして父になる』
第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。
10分以上のスタンディングオベーションを受け、スティーヴン・スピルバーグは「初めて観た時から本作が賞に値するという確信は揺るがなかった」と絶賛(スピルバーグのドリームワークスがリメイク交渉中→決定)。ニコール・キッドマンは「後半1時間、涙が止まらなかった」と言った。
こういう絶賛の言葉が、宣伝として流れてくると「ホントかよ」とついつい思ってしまうが、ホントだった。
劇場でも、泣く声を抑えようとする音が、あちこちから聞こえてきた。
後半1時間どころじゃなかった。
観終わった後も、思い出して泣いてしまう。
それは、その場だけで泣かせようとしていない作品だからだ。

6年間育てた息子が、他人の子だったら?
自分だったらどうするだろうか?
誰もが簡単に答えを出せない(出せたとしても映画を観るとまた考えさせられるだろう)問いを、ていねいに描いた120分だ。
観客は、ふたつの家族と寄り添うことになる。

福山雅治が演じる野々宮良多は、一流大学を出て、一流企業に勤め、高級マンションで妻と息子と暮らす。
テレビドラマ「ガリレオ」や「龍馬伝」でみせたカッコいいキャラクターの福山雅治ではなく、ひとりの、エリートであり傲慢ですらある人間としての父親を見事に演じた。

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「「そして父になる」 涙が止まらない。傲慢なエリート福山雅治が悩み苦しみ」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    なぜ泣けるのか、解説されてない。ただのあらすじと感想文でがっかり。

    1
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2013年9月27日のレビュー記事

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