今年3月の発売から半年あまりで、約20万個を出荷するほど人気の靴紐「キャタピラン」。靴紐なのに、結ばない……という何とも斬新な商品だ。

結ばない靴紐「キャタピラン」を販売する「株式会社ツインズ」代表取締役の梶原隆司さんに開発のきっかけを聞いた。「小中学生が足の成長に合わせて大きめの靴を購入することで安全性を損なったり、高齢者が靴ひもを結ぶ際のストレスの軽減、スポーツ選手が靴ひもをきつく結ぶことで足の故障を招くことがあることから、よりフレキシブルで安全性の高い靴ひもが必要であると判断し、『キャタピラン』を開発しました」

そういや、何度もフルマラソンを走っている友人に聞いたところ、シューズが足の形にピッタリ合うことは稀なので、靴紐の通し方や中敷に気を配る人は多いと話していた。「走るときは紐をキツめに締める必要があるが、ほとんどの場合、走り終わると脚の甲が痛くなっている」と。

キャタピラン利用者の声を読むと、「フルマラソンにも耐えられるほど、靴の履き心地を変える」「レース中も圧迫感がないので以前より爪が潰れることもなくなった」など、紐がほどけないことが売りというよりは、靴のフィット感が高まることへの驚きの声が多い。一体、どのような機能・性能があるのだろうか?

「キャタピランの特徴は何といっても伸縮性。約1センチきざみにコブがあり、締め方の微調整が容易にできます。ゴムひものように伸び縮みするので、履くときに緩める必要はありませんが、トレーニングなど激しい動きをする時にはきつく締めることもできます。紐は8本のゴムと16本のナイロンを編込んでいるのですが、その編み方に秘密があるんです」