続いて【2】。「そもそも私たちはなぜ、コミュニケーションでストレスを感じるのか。それは勝手に『自分の伝えたことは相手に伝わっている』と思い込んでいるからでしょう。『伝わっていると思っている』ことが伝わっていなければ、それがストレスにもなります」とある。
そして【3】。「同じものを認識した上で何らかの議論をしているというより、もともと違うものを同じものだと認識しながらコミュニケーションをしていることが、ギャップのほとんどの根本原因であるということです」とある。
むむ。そう言われてみれば、思い当たる気がしなくもない。よく「前にも言ったけど」とか「何度同じことを言わせるのか?」とか思うことがあるが、自分が相手に何かを伝えるときは、相手も自分の言ったことを理解していることを前提としている節がある。
なお、本書は元となる本があり、それは細谷さんが2010年に出された『象の鼻としっぽ』である。このタイトルは、【3】における「もともと違うものを同じと認識しながらコミュニケーションをしている」という状況を、仏教の説話を元に、象の鼻としっぽで表現されている。象というものを見たことがない人たちに、象の鼻としっぽを触ってもらうと、ひとりは象の鼻の形状について語り、ひとりは象のしっぽの形状について話すことになるため、象について語り合ったとしても、コミュニケーションギャップが生まれてしまうという例えなのである。
漫才のボケってこうゆう事か!と気がついた。 普通に笑ってたけど よくよく考えたら。。
11:07 潜在的にみんなが感じている あるある を少しデフォルメして提示するのが漫才師の仕事ってことか、うん納得。