仕事柄、ボールペンをよく使います。その際、実は自分内ルールがありまして……。
それは「ペンを変えない」ということ。あえて同じものを、一途に何ヶ月も使い続ける。
すると、不意にある時、書けなくなります。インクが出なくなるわけです。この時、決して「チッ」とは思わない。わかっていただけるでしょうか? 喜びですよね。
ある種の達成感というか。「このペンを使い切るまで、俺は仕事を頑張ったんだ」みたいな。
わかっていただけますよね!?

ところで、ちょっと興味深いボールペンを発見しました。ゼブラが10月より発売している『サラサスタディ』は、“勉強量が目盛りでわかるボールペン”。どういうことかというと、「インク残量がわかる目盛り」付きであります。
「リフィルに10パーセントずつ区切った目盛りが付いていて、インクの減りが見やすくなっています。
100パーセント使用で花が満開になるデザインになっているので、使い切った時の達成感をより味わえます」(同社・担当者)
採用しているジェルインクはサラサラとした書き心地で筆が進みやすく、油性インクに較べると排出量が多いため減りが早い。この二要素で、使用している実感が得やすくなるようです。

さて、実際にこのボールペンを入手しました! ボディのサイド側を見ると、確かに試験管みたいになってます。目盛りは上から10パーセント→30パーセント→50パーセント→70パーセント→90パーセントと記されており、勉強量が増すごとにパーセンテージも増していくという按配。頑張ったごとに、いちいちチェックしてしまいたくなりますね。

ところで、このようなボールペンを開発したきっかけは?
「受験生の勉強実態を調査をしたところ、勉強で使用済みとなったボールペンを捨てず、それらを貯めて受験のお守り代わりにしている生徒が何人もいることがわかったんです」(担当者)
そうと知っては、彼らのニーズを無視できない。
それ専用のボールペンを、ゼブラは作ってくれました!

そんな『サラサスタディ』、今ではW早稲田ゼミ、Z会、ベスト学院進学塾、寺子屋グループ、鴎州塾、北九州予備校、練成会グループといった大手学習塾からのお墨付きを獲得しているという。
ここで、確認させてください。今、「消せないボールペンを使うことで集中力をアップさせ、ケアレスミスを防ぐ」という勉強法が多くの学習塾に浸透しているらしい。「筆記の反復練習効果で、解答欄を素早く埋める力を積み重ねていく」のが効果的なのは、言わずもがな。
「そこで、学習塾に『サラサスタディ』をご紹介したところ、強く共感していただきました。『インクの減りがわかりやすいので達成感を得られ、勉強量を見た目で把握できる』ということは、やる気を継続させるための大きな利点になります」(担当者)

もちろん、反響は上々。
「こんな商品を待っていた」、「インクがなくなるのを見ると励みになる」、「RPG的な達成感がいい!」といった声が寄せられているそうです。
「低学年の小学生から社会人まで、勉強をする人全ての方におススメしています。ただ、消せないボールペンで学習することで集中力が高められ、テスト時のミスを減らすことができるので、学校受験や資格取得を目指している方に特におススメの商品です」(担当者)

受験生でもないし、勉強もしてませんが、私にも使わせてください。インクの減りの変化ほど気持ちの良いことって、滅多にないから!
(寺西ジャジューカ)