一方、ライターとしては仕事の命綱とも言うべきパソコン(ノート型)。
データ保存なり何なりで対策は練っているものの、新たな策を講じなければいけないか……?
こんな考えに至ったのは、ある興味深いアイテムを見つけてしまったから。文房具メーカー「アピカ」が今年の1月に発売した『マイインフォメモカード』(税別350円)は、タフなんです。
どう、タフなのか? まず、水に強い。いわゆる「生活防水」ではなく、「完全防水」。「ある程度は耐えられる」なんてレベルではなく「水中でも浸透しない」ほどの強度を誇るそうです。
それでいて、破れにくい。以前、コネタで『ユポ静電吸着(R)』(「のり不要! 煩わしい「静電気」を用いて壁に紙を貼り付ける」―エキサイトBit )を取材しましたが、その時の取材先「ユポ・コーポレーション」による『ユポ紙(R)』を採用しているようです。
ところで、なぜこういうメモカードを開発した?
「社内でよく『情報の保存はスマホやパソコンに頼りがちだけど、全部ダメになったら怖いよね』という会話をしていました。事実、パスワード変更で混乱することもありまして……」(同社・担当者)
要するに、PCのパスワードやIDなどを書き込んでおけるアイテムが必要だと感じたのだ。もしスマホの充電が切れてしまったりPCに不調が訪れた時に備え、このメモに記録しておく。
……と口でいくら言われても、それをそのまま受け取るわけにはいかない。本当に、それほどのブツなのでしょうか?
というわけで、実際に取り寄せてみました。ガチで水に強く、ガチで破れづらいのか。私が身をもって、体験してみますよ!
ではこのメモカードへ、適当に何か書き込きます。この時の注意点は、必ず油性ペンを用いるということ。なぜなら、水性だと紙がインクをはじいてしまうのです。
続いては、いよいよ元も子もない行動を決行。ちぎろうかと思います。……ちぎれねえぞ!? 本気出しても、ちぎれねえ! 裂ける気がしねえ!! もう、悔しくなるくらいだよ! まぁ、これなら何かの拍子に“ビリッ”といくことは有り得ないでしょう。それにしても、カッテえ!
さて、ここからがクライマックス。水に浸そうかと思います。
そんな『マイインフォメモカード』、購入者は主にどんな用途で活用しているのでしょう?
「お子さんの幼稚園の連絡先を記入し、いつでも見られるようにしているママさんがいらっしゃるようです」(担当者)
一方で、通販サイトのパスワードを記録している人も多いとのこと。……様々な用途で使ってたら、メモカード同士でごっちゃになっちゃいそうだけど?
「そのため、カード裏側を青(3枚)と黒(3枚)に分け、6枚セットにして販売しています。用途によって色分けしていただければと思います」(担当者)
とにかく、その強度に驚きでした。普段の生活にも役立つでしょうし、万に一つの災害時にも大活躍しそうな気がします。
(寺西ジャジューカ)