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将棋名人戦の「おやつ」に関する様々な疑問

将棋名人戦の「おやつ」に関する様々な疑問
「喜多方ラーメンプリン」432 円(税込)お菓子の蔵 太郎庵 直営店全店にて限定数販売
「森内名人のおやつは、『喜多方ラーメンプリン』」

先日、こんな不思議なニュースが話題となった。
実はこれ、森内俊之名人に羽生善治三冠が挑戦する「第72期将棋名人戦七番勝負」第2局第1日目(4月22日)の「おやつ」のこと。

「熱塩加納産有機米みたらし団子と塩豆大福」を選んだ羽生三冠に対し、森内名人が選んだのは「喜多方ラーメンプリン」(お菓子の蔵 太郎庵)という変わり種だったことから、ネット上では「森内名人、チャレンジャー」などの声が多数挙がっていたのだ。


ところで、この「名人戦でおやつを食べる」という習慣は、一般には知らない人も多数いる一方で、将棋に詳しい人や、名人戦ウォッチャーの間では「いちばんの見どころ」と言う人すらいる。
そもそもどんな目的で、いつ、どんなものを食べるものなのか。誰がメニューを決めるのか。日本将棋連盟に聞いた。

「おやつはだいたい15時頃からです。ただし、対局の進行上、あまり早く進む場合には、おやつが前倒しになる場合もあります」
ちなみに、昔は通常の将棋の対局でも、将棋連盟がおやつを出していたことがあったそうだが、今は基本的にタイトル戦のみ。おやつの時間などは各タイトル戦で異なるそうだ。

名人戦を見ていると、唐突におやつタイムが始まる印象があるが、出ていくタイミングは「対局の進行上で邪魔にならないとき」などと考慮されているのだろうか。
「いいえ、おやつをお出しする人は、だいたいホテルや旅館の人などで、将棋に詳しい方ではありませんので、時間になったらおやつになるという感じです」

おやつの目的は、「対局の息抜きや、エネルギー補給・栄養補給」だそう。おやつの内容は、誰がどう決めているのか。
「だいたいホテルや旅館側にご用意いただき、3~4種の中から事前に選んでいただくというのが一般的です。好き嫌いもありますから」
おやつの内容に関する連盟からの指示・注文は特になく、「おやつというカテゴリ」ということから、一般的にはフルーツやケーキが用意されることが多いそうだ。


「全国各地を転々としていますので、『各地の名産が食べたい』という先生のリクエストなどもときどきありますね」

相手の注文したおやつをジーッと羨ましそうに見るような様子などもときどき見られるが、
「(相手と同じおやつにチェンジしてほしいというのは)聞いたことありませんね」。

過去には「板チョコ10枚食べた」「大量のキウイフルーツを食べた」「ケーキ3個セットを注文」なんてものがあるほか、「モンブランと、フルーツルージュのおやつ取り違え事件」なども伝説として語り継がれている。
また、おやつには制限時間がないため、一度出したら自分のペースで食べて良い。そんなことから、「羽生三冠が集中しているうちに、注文したアイスクリームがどんどん溶けてしまい、相手の深浦九段はそれが気になって仕方がない→最終的にバニラジュース状態になったアイスを羽生三冠が飲む」なんていう珍事もあったほどだ。

メニューの選び方や、出てきたときの表情・リアクションなどにも個性があり、攻防がありそうな(?)将棋名人戦の「おやつ」問題。将棋がわからない人もきっと楽しめるので、ぜひご注目を!
(田幸和歌子)

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