これ、いろいろと体にガタが来そうですよね。
ちょっと、待て。もちろんたまの休憩は必要だけど、パソコンに向かいながらの対策法もあるようです。というわけで、こちら。バンダイはデスクトップフィギュア『猫背』(税込み200円/1回)を、6月24日よりガシャポンにて発売します。
では、画像をご覧いただきましょう。……猫背だな、おい。ネコちゃんが、ひどい猫背!
「当社に猫背の社員がいるのですが、彼が4年越しに商品化へとこぎ着けたフィギュアです」(バンダイ・担当者)
その方、183cmもの長身を誇り、自身のサイズゆえか次第に猫背気味になってしまったのだそう。だからこそ「猫背を直せるフィギュアを作りたい!」と考えるのは道理であった。
「“人型フィギュア”でしたり、背中が曲がる“可動式フィギュア”でしたり、いろいろとアイデアを考案するものの決定的なものは、長い間なかなか作れませんでした。
かわいらしくもあり猫背でもある、ネコちゃん。よって、「猫背の猫」という方向性に狙いが定まりました。いや、それはどう考えたって間違いないでしょう!
ちなみに、こんな裏エピソードもあります。
「実は開発者、猫アレルギーなんですね。猫に近付くだけで、涙が出ちゃう。だけど、猫が好き。抱きしめたいけどかなわないその思いを、この企画にぶつけております」(担当者)
そうでしたか……。
そんな『猫背』のラインアップは12種。見るだけで姿勢を正したくなるような“猫背のネコ”(8種)と、「猫背を克服した」という設定の“師範代ネコ”(シークレット4種)が用意されており、全長は約40mmとなるようです。
「パソコンに向かって作業をしていると、猫背になりがちですよね。オフィスのデスク周りなど視界に入るところに置いておき、猫背を正すことを意識していただきたいと考えています」(担当者)
主なターゲットは、デスクワークで猫背になりがちな20~30代の男女です。
さて、例えばこのフィギュアをパソコン前に置いたとしましょう。
「開発者は、やはり『意識が変わった』と言っていました。もちろん、医療効果を保証できるものではないのですが(笑)」(担当者)
専門家からのコメントもいただきました。
「日本人は軽い猫背も含めると成人の8割が猫背ぎみで、見た目で損をしていると言えます。猫背が原因で、肺や胃腸などの内臓疾患を伴う可能性もあります。猫背を改善するためには、ふとした時に姿勢を正す意識が重要です。仕事中はなかなか自分の姿勢に気付くことができないので、このようなフィギュアをデスクに置き、見るたびに猫背姿勢になっていないかを意識し、その都度姿勢を正すようにしていけば猫背の改善につながるでしょう」(猫背専門治療院「Good Luck」代表・篠原靖治氏)
これ、実は私もサンプルとして取り寄せ、自宅PCの前に実際に飾ってます。仕事柄か強烈な猫背の自分なのですが、ふと目をやると強烈な猫背のネコちゃんが。正直、カッコ悪い……。背中に花瓶が乗りそうだもの。
そのかわいさは認めつつ、姿勢は反面教師となります。猫背を治したくて猫(フィギュア)の手も借りたい人はぜひ入手してみては!
(寺西ジャジューカ)