現在「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中、葦原大介の漫画「ワールドトリガー」テレビアニメ化が決定。
「ワールドトリガー」の声優お披露目イベントが、8月11日に六本木ヒルズアリーナにて開催された。


漫画「ワールドトリガー」は2013年2月に連載をスタートした作品で、現在は単行本6巻まで発売中。
近界民(ネイバー)と呼ばれる異世界からの侵略者・空閑遊真とネイバーの侵略に対抗する界境防衛機関・ボーダーの隊員である人間、三雲修が未知なるモノとの戦いを通して成長する姿を描いた、SFアクション。
連載期間1年7カ月でテレビアニメ化が決定したという、いま大人気の作品です。

イベント冒頭、漫画を映像化したフィルムが流れると……

「キャーーーー!」

割れんばかりの叫び声が響き渡ってきた!
えっ、まだ声優さんは出てきていないですよね?!
もはや場内の熱はイベントが始まる前からマックスでした。
一番早い人で、朝の4時から並んでいたそうです。

テレビ朝日アナウンサーの森葉子の登場により、本格的にイベントがスタート。
「ワールドトリガー」の重大発表が明かされます。

■その1
テレビ朝日系列全国ネットで10月から放送スタート

ここでプロデューサーの水谷圭(テレビ朝日)、永富大地(東映アニメーション)が登場。
気になる放送時間の発表もありました。

毎週日曜日、朝6時30分から!

会場からも「おおおお」という声。
朝早くたって、楽しみでたまらないアニメなら時間なんて関係ない!


■その2
豪華声優陣
ここで声優の方々のご登場。

福山潤、岡本信彦、田村奈央、村中知、中村悠一、釘宮理恵、田中秀幸。


たしかに、とてつもない豪華ぶり!
会場でも出てくる声優の方々に声援が飛び交います。
原作も声優も、どちらに対する声援も大きさは負けてない!

登場後、それぞれからご挨拶とコメントが語られました。

福山「自分が子供の頃を思い出せるよ作品です」
岡本「作品の設定がすごく好きなんです」
田村「原作の世界観がおもしろくて。気合い入れてオーディションに臨みました」
村中「キャラに個性があるんです。この中に入れるのが嬉しいです」
田中「最後まで一気読みしました。すばらしい原作を膨らませたいです」
中村「アニメ化ということで、音楽や声がついてキャラが動く。そこが楽しみです」
釘宮「こんなに大勢の方が来ていて、ワールドトリガーのアニメ化への蓄えにしたいです」

さらには原作者の葦原大介よりコメントが到着。

「たくさんの方々の力でアニメ化するのは、原作者として楽しみです。
朝の早い時間ですが、全国ネットなので一人でも多くの人に見てほしいです」

場内からは拍手!

アニメ化って、漫画家ならば誰もが夢見る、というお話を聞いたことがあります。
そしてもちろん、作品を愛するファンにしたって、楽しみなことですからね。


■その3
配役発表

そうなんです!
出演する声優は発表されたものの、誰がどの役をやるの!?ということがまだでした。

ここで映像とともに1名ずつ配役が発表されます。

場内にも緊張感が走る、ドキドキの瞬間です。


●空閑遊真 村中知
村中「このメンバーで作っていきます。遊真を魅力的に演じられるように頑張ります!」

とにかく意気込みがありまくりで、こういったイベントに登場するのが初めてで緊張しているとのこと。
会場からは「かわいい〜!がんばって!」という声援も飛んでいました。
ファンの方々がとてもあたたかいです!

●雨取千佳 田村奈央
田中「オーディションの結果を駅の改札でマネージャーから聞いて、その場で大泣きして崩れ落ちました」

なんだかその様子は端からみえれば修羅場みたいだったのでは、と心配だったそうです。
でもそれぐらい、この役をやりたかったんだという意欲がひしひしと伝わってきます。

●レプリカ 田中秀幸
田中「役作りはまだ決めていないんですが、遊真の父親が作ったということで、分身に近いのかなと思っています」

まだアフレコ前とのことですが、きちんとイメージができている様子。
アニメによって作品をさらに膨らませていってくれるんだと思います!

●迅悠一 中村悠一
中村「オーディションで迅の役を受けたんです。でも、どんな役でもいいからかかわりたいとは思ったんですが、名前が一緒なんでやりたいと思っていました」

たしかに悠一という漢字まで一緒だー!これは運命?!
キャラに負けないようにがんばるとの意気込みを語っていました。

森「次の発表は嵐山准役です」
ここで会場がザワザワ…。そう、福山潤も名前が一緒!
もしかしてこれは…?という空気が会場を包み込みます。

●嵐山准 岡本信彦
福山「俺は潤うという漢字だからね!」
そう、漢字が違うんです。
ということで、同じ名前のキャラを演じるわけではありませんでした。
岡本「ジャンプが好きなんで嬉しかったです。テレビのオリジナルな展開とかも期待したいです!」

福山、岡本、中村のやりとりに笑いが起きつつも、しっかりと意気込みを語ってくれました。
オリジナルの展開、そういうこともあるんじゃないかと期待して待ちましょう。

●小南桐絵 釘宮理恵
釘宮「こんな華々しいスタートを切る作品に参加できて嬉しいです。マンガよりもっとパワーアップできるように頑張ります」

小南はダマされやすいという性格で、自分と似ていると話していました。
そして最初にどら焼きが出てくるシーンがあったから、そこからキャラを広げようと考えているそうです。

●烏丸京介 福山潤
福山「僕はポーカーフェイスではないんですが、何を考えているか分からない言われることがあるので(笑)、自分と向き合っていきたいです」

会場の笑いを誘いながらも、しっかりと抱負を語るあたり、さすがです。
ここで三雲修に向けて、「覚悟しとけよ!」と発言。
まわりから「なんのだよ!」とツッコミを受けていました。

会場には来られなかったという、三雲修役の方はビデオレターでの出演になりました。

●三雲修 梶裕貴
梶「三雲は原作の中のほとんどのコマで汗をかいているんです。
なので、彼と同じく一生懸命汗をかいて演じます」

現時点でのキャスト発表は終了。ファンからも拍手が起こりました。
これはみなさん、納得した感じでしょうかっ。

ここでイベントは終了ですが、最後に今日の登壇者7人のサイン入りの単行本1巻が当たる、抽選会が行われました。

会場内の人数は880人!
ということで、880番までの番号を声優陣がランダムに言って当てる、ということに。

ぞろ目だったり、今日の日付だったりと、次々と声優陣が数字を言う中、
田中秀幸が「18番」と言って、当選者が決まると
彼女はなんとレプリカのパーカーを着ていたんです!

会場も「おおおお〜!」と感動。すごい偶然というか、なんという運命。
田中秀之がレプリカを演じるのは、きっと宿命だったんですよ。
ご本人もビックリしつつ、感激していました。

声優とキャラの名前が一緒だったり、偶然に選んだ数字で選ばれた子が自分の役柄の服を着ていたりと、
何かに引き寄せられている感満載のイベントでした。

もしかしたらまたこんな偶然があるかもしれません。
放送までいろんな情報をチェックしつつ、オンエアを楽しみに待ちたいです。

(小林美姫)
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