2014年9月22日から、一部の人が待ち望んでいた「Kindle Cloud Reader」の日本語版サービスがAmazonより提供されました。これはパソコンのブラウザからKindleの書籍を読めるというものです。
海外では2011年から提供されていたのが、ようやく日本でも実現したのです。

でも、まだサービスが始まったばかりで、できることとできないことがあります。詳しく見ていくことにしましょう。

■何ができるの?

Kindleで購入した本をブラウザで読めます。今まではKindle端末および、iOS版やAndroid版のアプリでしか読めなかった本を、パソコンのブラウザで開けるようになりました。もちろんiOSやAndroidのブラウザからでも読むことができます。


https://read.amazon.co.jp/のサイトにアクセスし、Amazonで使っているメールアドレスとパスワードを入力すると起動します。

このとき、ブラウザで「このWebサイトがお使いのディスク上の領域を使用することを許可しますか?」というメッセージが出ます。これは、いったんクラウド上(つまり、Amazonのサーバーの中)にある購入した本を、一度自分のパソコンにダウンロードしてから読む仕組みのためです。これにより、ダウンロードした本はインターネットにつながっていないオフライン状態でも読めるのです。

なお、最初は100MBを要求され、大抵の本だとこれで間に合うのですが、画集のように100MBよりもサイズが大きいファイルだとさらに大きなサイズを要求され、許可すれば読めるようになります。なので、サイズの大きな本をたくさん買っている人も安心です。


画面は「クラウド」と「ダウンロード済」とにタブで別れていて、クラウド上の本をクリックするとダウンロードし、展開するようになっています。

並べ替えのオプションは「最近」「著者」「タイトル」があり、著者やタイトルで並べ替えるとシリーズのどこまで買っていてどこから(あるいは途中の巻を)買っていないのかを見ることができます。もちろん検索も可能です。

また、読んでいる本の続きを買いたい! と思っても大丈夫。すぐにKindleストアへ飛ぶことができます。

ちなみに読んでいる最中のメニューは、マウスをブラウザの上端か下端に持って行くと出てきます。
ページジャンプをしたい場合などに活用しましょう。

■何ができないの?

まず、いきなり残念なお話なのですが、現在は日本語のフォントに対応していないようで、小説を開くことができません。漫画や画集は問題なく開くことができます。メニューの中にはフォントをいじる項目(ただし、選択することはできません)があるので、今後は対応していくのだと思います。

ただし、漫画や雑誌、画集も見開き表示をすることはできません。大きな画面で見開きで見るのは、タブレット等のアプリに任せるしかないようです。


※追記
ブラウザのウインドウの大きさを広げると自動的に見開き表示になるようです。誤解を招いてしまい大変申し訳ありません。謹んで訂正させていただきます。1ページずつしか表示されていない人はウインドウサイズを広げることをオススメいたします。


また、しおり等も使うことはできませんでした。ただし、最後に読んだ位置の同期は行うことができます。
一度Kindle Cloud Readerで読んだ本をKindleアプリで読んだ時に続きを読むということは可能です。

ここから考えると、とりあえずサービスをリリースしただけで、本格的に利用するにはまだまだ全然できていない、という感想です。でも、とりあえず一部とはいえ、Kindleの本がパソコンで読めるようになったというのは大きいのではないでしょうか。

折しも今はKADOKAWA系列の書籍が安くなっているカドカワ祭りの真っ最中です。Kindleアプリをインストールした端末を持っていないという人も、Kindle Cloud Readerを使って読んでみるのはいかがでしょうか。
(杉村 啓)